『キラー・クエスチョン』(フィル・マッキニー著/阪急コミュニケーションズ)vol.240
こんにちは、
本日の一冊は
『キラー・クエスチョン』(フィル・マッキニー著/阪急コミュニケーションズ)です。
ジョルト、です。
おそらく、
今日はさすがの私でも
この本の良さを全部伝えきるのは
難しい!
以前より、
「仕事がとれる質問!に特化したセミナーをしてほしい」
と言われているのですが、
なかなか追いついておらずすみません。
そういった反省もこめて、
メルマガではしばしば質問に特化した
良い本を紹介したりしています。
今日はその中でも、
イノベーションに特化した質問を
集めている本です。
著者は、元ヒューレット・パッカード社の
最高技術責任者(CTO)
です。
イノベーションの専門家として、
アメリカン・エキスプレス、ロシュ、クロガーなどの企業で
ワークショップも開催。
私は本当に質問系の本には、
わりとうるさい方です。
日々、コンサルの現場にいるので
鍛えられているからでしょう。
過去に、『パワー・クエスチョン』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484131048/withup-22/ref=nosim
という本もありました。
ただし、これは、時系列とストーリーラインが理解できていないと
機能しないなと思ってメルマガで紹介しませんでした。
だって、これ有効ですよ!
といってもそこにある質問を組み立てるスキルがないと
ダメなんですよ。
というわけで、
今日はイノベーションに特化した
質問集ですよ!
つまり戦略の本質に、
ときにはそれをすべて覆すキューもあるでしょう。
心して読みましょう。
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『キラー・クエスチョン』(フィル・マッキニー著/阪急コミュニケーションズ)<Amazonで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484131161/withup-22/ref=nosim
「常識として定着しているものは何か」を、客観的に問いかけて
確認するためのツールが必要とされる。その人がどう回答するかではなく、どう質問するかでその人について判断しなさい。
―ヴォルテール付加疑問文を使う人の典型は、指図するのが自分の役目だと信じて
疑わない管理職だ。しかしそんな質問の仕方では、チームの潜在能力
を生かす好機を逸してしまう。良いアイデアのきっかけになりそうな質問でも、言葉の選び方が悪いと
本来の力を発揮できないこともわかった。キラー・クエスチョンは以下の三つのカテゴリーに分類されることを、
まずここでは理解してほしい。
1)あなたの顧客は誰か 2)あなたは何を販売しているのか
3)あなたの組織はどのように機能しているのか。キラー・クエスチョンのポイントは、尋ねられた人が新たにべつの角度から
物事を見るように仕向けることだ。あなたの業界は、なぜいまのような構造をとったのか。
あなたや会社にとって最悪のシナリオは何か。そんな恐ろしい事態は
絶対に発生しないはずだと決めつけているのは、どんな状況だろうか。イノベーションは行動やモノづくりを伴う。売り込みに失敗して資源を
確保できなければ、イノベーションは実現しない。ノーと言うことにリスクはないが、イエスにはリスクが伴う。
実行はリスクを伴い、コミットメントやお金やマンパワーが必要とされる。
アイデアの実行を成功させる決め手のひとつは、イノベーションに
制約を課すことだ。顧客が競争相手の製品ではなく、あなたの製品を選ぶ理由が
わかっているだろうか。五年後に顧客になってくれそうな人たちは、いま何に夢中か。
あなたの競争相手はイノベーションについて考えるとき、
<どうやって>と質問することの大切さを知らない。
自然に浮かんでくるのは<誰に>と<何を>に関連した質問だけだ。
参照:
『キラー・クエスチョン』(フィル・マッキニー著/阪急コミュニケーションズ)
<Amazonで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484131161/withup-22/ref=nosim————————————————————————
というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 動けるための「質問」こそ、宝だ。
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著者は、
「劇的な大きな変化」のことを
ジョルトと呼んでいます。
あなたの周りに、
正しい質問をしてくれる人が
いるなら絶対にその人をつかまえておきましょう!
かなりそれは貴重な人材です。
そして当たり前ですが、
自分自身も相手のために
どんなお役にたてるのか?
という視点も忘れずにいたいですね。