『社長!お金は「ここだけ」押さえれば会社は潰れない』(石原尚幸著/ダイヤモンド社)vol.271
こんにちは、
本日の一冊は
『社長!お金は「ここだけ」押さえれば会社は潰れない』(石原尚幸著/ダイヤモンド社)です。
王道、です。
私は頭が柔らかい方なので、
もっといい方法ないかなぁ?
と抜け道やショートカットを
探したいタイプです。
ゴールさえ間違っていなければ
早く、楽しくたどりつけばいいじゃない!
と思うからです。
ただ、そんな私も
ああ、この世界には
そんな抜け道が存在しないのね、
と気づく世界があります。
それは、
キャッシュの世界です。
経営者の力量の成果として
どどん!と積まれるのが
キャッシュとして見える成績。
今日の著者は、
「利益を生み出す体質を知り尽くした男」
の異名をとる方です。
何をしたかというと、
最大2億6000万の赤字見込み特約店を
わずか6ヶ月で黒字化。
当時31歳で出光興産社長賞を
受賞したそうです。
どんな賞とも無縁な私は、
ただただすごいなと思うばかり。
ただ思うのです。
お金の世界って地味。
その世界の人には怒られそうですけどね。
ただ、その本当に
「地味」な「地道さ」なくしては、
企業が存続できないというのが事実なのです。
この著者は修羅場を見ていますね!
本当のお金のプロは、
修羅場を見ている人です。
修羅場とはなにか?
ひとつでも手を抜いたら
明日は存在しないというところまで
追い込まれたことがあるか?
ということです。
社員に求められる粗利額を
論理的に説明できる経営者が
どれだけいるでしょう?
人材確保が難しくなりつつある時代です。
経営者はいまのリソースで
生産性をあげることに己の頭を
使っていかなくてはなりません。
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見方を変えれば、赤字に陥り、資金に困るような状況に
陥った要因は「本質的な課題」を先送りしていたからです。毎日0.1パーセントだけ昨日より売上がアップしたら、
1年後の売上はどれだけ増えるかご存じですか?
何と1.44倍になります。
これを3年続けると、実に売上は3倍になります。とにかく例外や聖域を作らず、問題解決につながると思われる
解決策はすべて実行に移していきます。では、生産性を高めるには、何をどうすればいいのでしょうか。
それは「売上に直結しない業務を極限まで削減する」ことです。そのほかにも社員が退職する場合は、退職日を月末ではなく
月末の前日に設定するという手があります。物流コストを適正化させるには、まず売上に対して物流コスト
の占める割合(変動費÷売上高=変動費率)は何パーセントが
適当かを見定める必要があります。あなたの会社の借入適正額はいくらなのでしょうか。
その問いに対する答えは、「何年で返済したいか」
によって変わります。交渉がうまくいかない場合は、「ファクタリング」という方法で、
売掛債権を現金化する方法もあります。ですが、経営者の本当の仕事は何か?と考えたとき、
その究極な使命は「明日も会社を存続させること」であり、
そして、そのために何をすべきかを常に自問自答しながら、
今やるべきことを逆算し、やりきること-。
参照:
『社長!お金は「ここだけ」押さえれば会社は潰れない』(石原尚幸著/ダイヤモンド社)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 抜け道なし。地味に地道に。
├○
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「お金の水漏れを止める!78のチェックシート」が
巻末についています。
ダウンロードもできるようです。
拡大コピーしないと見にくいくらい、
お金を残すためのチェックポイントが
ぎっしりでした。