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BOOK REVIEW書評

『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力』(伊藤嘉明著/東洋経済新報社)vol.320

こんにちは、

本日の一冊は

『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力』(伊藤嘉明著/東洋経済新報社)です。

 

『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力』(伊藤嘉明著/東洋経済新報社)

 

 

姿勢、です。

 

 

リーダーの仕事って、何?

と言われると、
昨今、改めて確信していることが
ひとつあります。

「決めること!」
だなということ。

そういった意味では、
今日の本はそのシミュレーションに
もって来い!です。

もっといえば、

「逆風」が吹いたらとき、
その風の一瞬の隙をつかみ
いかに自分の風としていくか?

ということ。

「順風」の時代に、
リーダーの出番は無いです。

いままで私が紹介してきた本を
思い出してもらえばわかります。

著者は、現在ハイアールグループのCEO。
日本ではAQUA(旧三洋電機のブランド)
の洗濯機でおなじみですね。

経歴はというと、
日本コカ・コーラー時代には、
当時31歳で最年少部長。

デル時代には、
アジア太平洋地域の記録(7期連続予算達成)。

SPE(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)では、
61ヵ国中最下位だったソニーピクチャーズの中で
利益率、生産性を5期連続1位に押し上げる。

など、まぶしい実績!

ですが、
読んでいてどれもこれも
通過点にしか過ぎないのだな、
ということがわかります。

自分ならばどうするか?

リーダーの意思決定論の
シミュレーションとして使えます。

マーケティング施策は、
そこらへんにある小手先の戦術が
吹き飛んでしまいます。

突き抜けています!

 

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『どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事力』(伊藤嘉明著/東洋経済新報社)

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492502734/withup-22/ref=nosim
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「“富山の置き薬”のようにオフィスに冷蔵庫を置いて、
そこでアイスやジュースを買ってもらえるなら、
冷蔵庫はただで配っても良いよね」

「人は、洗濯機で洗っている途中の汚れを見たくないんです」
本当にそうだろうか。では、ダイソンの掃除機はなぜ大ヒットしたのか。

むしろ話を聞きに行くべき相手は、その業界と無関係な、普通の素人だ。

そもそも、リサーチの結果通りにやってもダメだったから、
過去10年、テレビは売れていないんだということに気付くべきだ。

「地球規模で何が進んでいるか?」「今、人は何を求めているのか?」
「産業構造はどう変わりつつあるのか?」まずこうした大きな絵を描く。
その上で、だったら「自社は、こうあるべきではないか」
「こんな製品やサービスを開発すべきではないか」と考えるのだ。

しかし私に言わせれば、モノが売れない最大の理由は、
業界や製品に関係なく共通している。それは顧客の捉え方だ。
ターゲットを見誤っている。またはターゲットを絞り切れていない。
だから売れない。

だから私は『THIS IS IT』のレンタルを、
DVD発売後1年間はしないと決めた。

私がSPEで『THIS IS IT』を、30万枚の予想を覆して
230万枚売ったのも、チャネルを見直したからできたことだ。

国内で圧倒的な店舗数を誇り、しかも全世代が利用するところ。
答えは郵便局だ。

では、どこで「勝てる」「勝てない」を決めるのか。
それは、武器の有無で決める。

指揮官の役目は、誰かが倒れたらその次の瞬間に
倒れた人間が持っていた銃を誰かに拾わせることだ。
その人と同じ働きか、それ以上の働きをしなければ戦争は勝てない。

私はいつも、目的と時間を意識している。

いかに人と同じことを「しない」か。
キャリアにおける私の基本戦略は「差別化」だ。

強い組織を作るためには「まず1勝」することが
もちろん大事だが、それよりも大事なのは、
「次に負けない」こと。(略)
自分たちはできるという自信を持ち、
勢いをつけるには、必ず2連勝しないといけない。

参照:
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○    「逆風」をとらえて、自分の「風」とせよ!
├○
└───────────────────────────────────┘

今回の本もたくさん線を引きました!

著者がなにか事にあたるときに
大事にしている世界観。

それが、
「姿勢なのだ」と思いました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
やる気がある者が、やれ。
何かを成し遂げるのに、
経験も知識も年齢も関係ない。
(参照:133ページ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

必ずといっていいほど、
何か事を成す人たちは先人から受け継いだ
言葉をもっています。

自分自身を動かす言葉!
です。

自分の言葉を
持たないリーダーなんて、
聞いたことがありません。

 

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