『なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか』 (ジョエル・ベッカーマン著、タイラー・グレイ著/東洋経済新報社)vol.340
こんにちは、
本日の一冊は、
『なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか』
(ジョエル・ベッカーマン著、タイラー・グレイ著/東洋経済新報社)です。
0.146秒、です。
私の中で
ひとつの仮説があります。
私のところにやってくる
お客さんは読書家であることに加え、
聴覚が優れているのでは?
という仮説です。
なぜそう思ったのかというと、
いままでの経緯をみていると、
音楽を本職にしていなくても
その道に明るい方が多いからです!
絶対音感を持っている方が
来たのはひとりやふたりではありません。
不思議!
かくいう私も、
音楽がないと文章を書けません。
音にはとても興味があります。
さて。
脳科学からみた1秒間の世界。
最も早く反応するのは
五感のどの感覚だと思いますか?
はい、
正解は聴覚です。
0.146秒だそうです。
ちなみに視覚は0.189秒で、
味覚と嗅覚は0.5秒だとか。
見えない音に私はとても
興味があります!
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『なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか』
(ジョエル・ベッカーマン著、タイラー・グレイ著/東洋経済新報社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492557687/withup-22/ref=nosimテンションが上がると視覚、嗅覚、味覚が連鎖的に反応する。
音は主に私たちの潜在意識に働きかけ、気分、行動、嗜好、
選択に影響を与える。音楽や音は、効果的なストーリーテリングのための戦略や
コミュニケーション戦略の一部であるべきだ。実際、どんなものでもとがする。臓器を流れる液体や気体の音、
内耳に流れ込む空気の音。関節を流れる体液でさえ音がする。音は気分、やる気を左右し、意識を変える。
人生や決断にも影響する。だが、音がこれほど強烈な
インパクトを与えることを知っている人は少ない。
なぜなら、意識して知覚することがないからだ。音を聞いたときにふいに昔のことを思い出したり、幸せ、悲しみ、
恐れなどを感じたら、それがあなたのブームモーメントだ。東京では駅によって音色が異なる発車メロディーが鳴るので、
いま自分がどこにいるのか、案内表示を見なくてもわかる場合がある。
ロシアの地下鉄では、環状線の時計回りの電車には男性のアナウンス、
時計と反対回りの電車には女性のアナウンスが用いられている。いろんな要素がうまくかみ合うと、驚くべきことが起こる。
音が消えるのだ。人間の視覚の情報処理能力は1秒間にわずか25コマ程度
と言われる。これに対して聴覚は1秒間に200コマの情報を処理できる。音は味覚にも影響する。
(略)自分の好みのBGMがかかっているとき、
料理はふだんよりも美味しく感じることがわかった。
しかし、80デシベルの白色雑音(ミキサーや洗濯機と同じ程度の音量)
を流すと、風味や塩気、甘さに対する味覚が鈍くなることも判明した。ユニリーバの研究によると、機内食が味気なく感じる原因の1つは、
単調な低音の、飛行機のエンジン音だという。エンジン音には塩分、
砂糖、スパイスに対する味覚を鈍らせる作用がある。音を使ったブランド戦略で大切なことは、音を通じて顧客に
どんな体験を提供したいのか、その点を明確にすることだ。歴史的に見て、文化の転換期には必ず、
人々を結束させる音楽の存在がある。参照:
『なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか』
(ジョエル・ベッカーマン著、タイラー・グレイ著/東洋経済新報社)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 音は水面下の意思決定者である。
├○
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音って不思議ですよね。
この本にも書いてあったのですが、
例えばホラー映画を見たときに、
きゃ~!
と目を覆いたくなりますよね。
でもそれではダメで、
本来は、
耳をおさえなくてはいけない!
そうですよ。
音を戦略的に使う、
というのは面白いですね。