『読書は格闘技』(瀧本哲史著/集英社)vol.354
こんにちは、
本日の一冊は、
『読書は格闘技』(瀧本哲史著/集英社)です。
感想戦、です。
あるテーマについて、
異なるアプローチから
書いている本を2冊取り上げる。
その比較検討で、
読み進めていくという本です。
面白い切り口だなと
思って読んでみました。
テーマとして
あげられているのは、
・心をつかむ
・時間管理術
・才能
・組織論
・グローバリゼーション
・未来
・マーケティング
・教養小説
など。
やはり著者の
主張と言葉が明快!
とても読みやすいです。
それにしても、
『読書は格闘技』
ってすごいタイトルですね。
先日、書店に出向いたら
知り合いの士業の方が
この本を立ち読みしていました。
すごく集中していたようなので、
声をかけるタイミングを失いました。
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『読書は格闘技』(瀧本哲史著/集英社)<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087716554/withup-22/ref=nosim書籍を読むとは、単に受動的に読むのではなく、
著者の語っていることに対して、
「本当にそうなのか」と疑い、
反証するなかで、自分の考えを
作っていくという知的プロセスでもあるのだ。古典を理解するには、その書が
どのような人物によって、
どのような文脈で書かれたかを
理解することが重要である。成功には偶然の要素もあり、
その要因は本人にもわからないことが
多いのに対して、失敗は再現性がある。古典はその時代性、地域性を超えた普遍性を
抽出することによって、逆に今、
この場所で使える武器に
作り替えることができるのである。実は、このアレンの考え方は、
時間管理における、
優先順位とコントロール主義を
否定したところが新しいのである。そこで、日本の地方都市を見てみると、
優秀層で地元に残る人は、公務員、
インフラ産業、地方金融機関、医師、教師など
になりがちだ。これはじつは街にとっては良くない。
これらの仕事は街を支える脇役であって、
街を発展させる主役ではない。つまり、強みというのは
市場と競合との関係で
決まるものであって、自分の中だけでは
決まらないということをこの事例は示している。結局のところ、科学技術を突き詰めていけば、
神への挑戦に近づいていかざるを得ないのだ。真に良い本というものは、時間をおいて、
何度も読まれる。そして、
読者の成長によって、
同じ本でも読みが深まっていく。その本が書かれた背景を理解することで、
隠れたメッセージが後になってわかることもある。参照:
『読書は格闘技』(瀧本哲史著/集英社)
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087716554/withup-22/ref=nosim
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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見えない背景も、読みこんでみよう。
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ふといま思ったのですが、
調子がよくないときは、書店に行く。
調子が良いときも、書店に行く。
ということで、
なんとなく
人生がうまく運ぶような
気がしてきました。