『稲盛和夫の実学―経営と会計』稲盛和夫著 vol.78
こんにちは、
本日の一冊は
『稲盛和夫の実学―経営と会計』稲盛和夫著です。
実学です。
こんな時代だからこそ、
読み返したい一冊かもしれません。
最近気づいたことですが、
知り合いの経営者たちは本当によく
稲盛和夫氏の言葉を引用して話をします。
なんとも、骨身にしみる一冊。
みなさん、本棚に眠っている一冊だと思いますので、
さっそく引っ張り出して目を通してみてください^^
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532190061/withup-22/ref=nosim経営の立場から「なぜそうするのか」「何がその本質なのか」
ということをとくに意識して私は問いかけるようにしてきた。私は「値決めは経営である」と思い、その必要性を訴えてきた。
経営を飛行機の操縦に例えるならば、会計データは
経営のコックピットにある計器盤にあらわれる数字に相当する。経理が準備する決算書を見て、たとえば
伸び悩む収益のうめき声や、やせた自己資本が泣いている声を
聞きとれる経営者にならなければならないのである。「本当に財産として価値を持つものなのか、そうでないのか」
というのは、経営者が判断すべきものである。
そして、その判断の善し悪しの結果はすべて経営者の責任である。(略)まぎれもなく存在する「キャッシュ」にもとづいて
経営の舵取りを行うべきなのである。「儲かったお金はどこにあるのか」というのは、
経営者が決算書を見るたびにつねに胸に
呼び起こさなければならない大切な問いかけなのである。企業の使命は、自由で創意に富んだ活動によって
新たな価値を生み出し、人類社会の進歩発展に貢献することである。一〇〇パーセントは一〇〇パーセントなのである。
私は売上や利益の計画に対しても「一〇〇パーセントには達しなかったが、
九五パーセントは達成できたので今回は許してください」
という考え方は認めていない。入出金の管理においては、お金を出し入れする人と、
出金伝票を起こす人を必ず分けることが原則である。京セラにおいてこの時間当たり採算と会社決算とを
結びつける役割を果たしているのが、月次決算書である。経営というのは、人間の集まりをどうするかということです。
ですから経営は人の心の動きを抜きにして語れませんし、
また人の心を無視して経営はできません。目標設定の問題はまさに人の心をどうするかの問題です。
参照:
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というわけで、
●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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原則は「本質」から生まれる。
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優しさと厳しさを同時に感じられました。
「企業の使命」
ひとことで言えば簡単ですが、
それを実践するにはなんとも重たい言葉。
軽い文庫本ではありますが、
後味はしっかりビターな感じです。