『誰も教えてくれない 計画するスキル』(芝本秀徳著/日経BP社)vol.394
こんにちは、
本日の一冊は、
『誰も教えてくれない 計画するスキル』(芝本秀徳著/日経BP社)です。
関係性、です。
難しい!!
なにが難しいかというと、
計画を立てることです。
ワークしない計画を立ててても
意味がないのですが、
とはいえ、やはり計画が
見えないと不安になります。
本日の著者は、
「品質は設計を超えることはできない」
という信念をお持ちです。
いかにその前段階である、
プロセス設計が大事か?
ということがわかります。
簡単そうに見えて、
これはずっしりとした
本格派の本でして、
なかなか読み応えがありました。
手順書を書いているだけでは
ダメなのだということが
わかりました。
依存関係、関係性を
読み解かないと
いけないのですね。
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『誰も教えてくれない 計画するスキル』(芝本秀徳著/日経BP社)<Amazonで購入>
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先ほどにも触れたように、
プロセスとは「インプットを
アウトプットに変換する」ものです。
プロセスの設計こそが
アウトプットの品質を高めるのです。
計画が立てられると何がうれしいの?
1、実現可能性がわかる
2、迷いなく行動に移れる
3、コミュニケーションが取れる
4、変更ができる
変更になるからこそ、
計画を立てておかないといけません。
立てていないもの、
存在しないものは変更できません。
「計画」をさらに細かくすると、
7ステップに分かれます。
ステップ1 要求理解「何が求められているのか?」
ステップ2 プロジェクト定義「何をするのか?」
ステップ3 成果物定義「何を作るのか?」
ステップ4 マイルストーン定義「いつまでに、どこまで終わらせるのか?」
ステップ5 プロセス設計「どのように進めるのか?」
ステップ6 スケジュール化「何を、いつするのか?」
ステップ7 タスク分解「どんな作業があるのか?」
仕事をまかされたプロジェクトリーダーは、
「何をどこまで聞けば、プロジェクトを
始めていいのかわからない」と悩みます。
このとき便利なのが、「6Rブランク」です。
多くの人は、スコープがわかると
そこでヒアリングをやめてしまいます。
でも、もう一歩、踏み込んで
聞かなければなりません。
今回のスコープが完了したとき、
どんな成果を期待しているのか。
プロジェクトで作ったもの、成果物は何に使われるのか。
前提条件は、「その条件を前提として
計画を立ててください」という意味です。
一方で、制約条件というのは、
「そのプロジェクトが守らなければ
いけないもの」です。
(略)プロジェクトは基本的に
「フェーズ」「段階」「ステージ」などに
分割して管理します。例えば
企画段階、要件定義段階、設計段階などですね。
プロセス・フロー・ダイアグラムには
「時間」の概念はありません。
あるのはあくまでも、
インプットープロセス-アウトプットの
「関係」であって「手順」ではありません。
この「大きく分ける」というのが、
意外にみんなできないんです。
すぐに「ニンジンとタマネギと
ジャガイモとお肉を切って・・・」と
積み上げで考えてしまう。積み上げで考えると
「手順思考」に陥ってしまいます。
しかし、手順思考ではプロジェクトは
うまくいかないんです。なぜならば、
やったことをないことをやるのが
プロジェクトだからです。
計画を立てる上で重要なのは
「成果物」と「プロセス」の
依存関係が見えていることです。
プロジェクトを成功させるためには、
自分がどれくらいの時間が使えるかを
把握している必要があります。
参照:
『誰も教えてくれない 計画するスキル』(芝本秀徳著/日経BP社)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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脱・手順思考。
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6Rブランクとは、
これだそうです。
・状況=Real Situation
・問題意識=Recognition
・要求=Requirement
・意図・裏づけ・仮説=Reason
・今回のスコープ=Range of Work
・期待する結果=Result
です。
役立ちそうな図解が
たくさんある本でした。