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BOOK REVIEW書評

『手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略』vol.356

こんにちは、

本日の一冊は、

『手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略』です。



『手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略』



シームレス、です。





経営大学院で学んでいるとき、





「シームレスに考えて!」





という言葉が

口癖の講師がいました。





シームレス。





つまり、





継ぎ目なくすべてが

つながっているように考えろ!





ということですね。





今日はまさにそれを

コミュニケーション戦略という

視点に立ってシームレスに!





を説き明かした本です。





本当に面白い本でした!!





あっという間に

読んでしまいました。





そして芝蘭が思っていた

「ポジショニング」という言葉も

なるほど納得の見解がありました。





つまり、





この言葉の定義は

使う人によってズレていますよ!

ということ。





どういうことか?





経営者は、

中長期のバリューチェーンにおいての

ポジショニングで話をしている。





商品開発者は、

プロダクトのポジショニングで

語っている。





そして、

マーケターは、

消費者の頭の中の位置取りについて

ポジショニングを語っている。





ということ。





ズレますよね、って話です。





これはまるで

コミュニケーション戦略全史

のような感じです。





といっても難しくない。





以前、





オムニチャネルの話をしましたが、

コミュニケーション戦略における

まさにそれ!





のような気がしました。





これは、

たしかに戦略論です。



タイトルに偽りなし!

 

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『手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略』

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7つの戦略論とは、ポジショニング論/

ブランド論/アカウントプランニング論/

ダイレクト論/IMC論/エンゲージメント論/

クチコミ論。



1.ポジショニング論:「違い」が、人を動かす。

2.ブランド論:「らしさ」の記憶が、人を動かす。

3.アカウントプランニング論:「深層心理」が、人を動かす

4.ダイレクト論:「反応」の喚起が、人を動かす

5.IMC論:「接点」の統合が、人を動かす

6.エンゲージメント論:「関与」が、人を動かす

7.クチコミ論:情報の「人づて」が、人を動かす



「偽りの差異」とは、顧客にとって

まったく意味も興味もないささいな違いのこと。



コミュニケーション戦略における

ポジショニング論の最大の特徴は、

「消費者の頭の中で、他の商品と違った

位置づけを獲得すること」。



価格プレミアムとは、お客さんがある

ブランドに対して、他のブランドよりも

余分に対価を払ってもよいと考える価格差のことです。



また、ブランドには

「期待をつくる」という役割もあります。



このようにロジックとマジックが

交わるところこそが、ブランディングの肝。

クリエイティブディレクターの真価が

もっとも問われる領域です。



今やブランドが世の中に存在する意義を

証明しなければお客さんからの

共感と尊敬を得られません。



インサイトを見つけるための4つのチェックリスト

1.ブランドを選ぶ気持ちにつながるか

2.ハッとする発見か

3.ブランドと合っているか

4.ターゲットが主語になっているか



・ロイヤルカスタマー

習慣的購買をする人であり、ブランドの魅力を

深く感じている人。ただし、必ずしも

ソーシャルメディア上で積極的に

発言する人とは限りません。



私たちのまわりを取り囲むあらゆるモノが、

「モノ」であり、「通信」であり、

「広告」でもあるという状態に少しずつ

近づいていくでしょう。





参照:

『手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略』
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

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そこに存在意義があるか?



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読んでいて、

たくさん線を引く本でしたね。





とくに、



~~~~~~~~~~~~~~~


今やブランドが世の中に

存在する意義を証明しなければ

お客さんからの共感と尊敬を得られません。



~~~~~~~~~~~~~~~



というところは、

激しく共感しました!





存在意義がみえなければ、





あなたを応援してくれない!

尊敬されない!





ということ。





いまいちど、

自分の存在意義であり、

理念をしっかりと振り返ってみてください。

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