『リッツ・カールトンで実践した 働き方が変わる「心の筋トレ」』(高野登著/新潮社)vol.313
こんにちは、
本日の一冊は
『リッツ・カールトンで実践した 働き方が変わる「心の筋トレ」』
(高野登著/新潮社)です。
ストレッチ、です。
やはり思います。
いろんな経営者を見てきましたが、
できる経営者に必ずあるもの。
それは、ずばり観察力!
次にあげるとしたら、
ヒアリング能力ですね。
この二つに不安があるのなら、
いますぐそのあたりの
スコアをあげていかねばなりません!
ただ、いきなりそう言われても
難しいんですよね。
なにしろそれを鍛えようと思って
本をとっても、あれ?
読んだけど解決しなかった。
まあよくある話です。
本の正しい使い方、
それは、自分の頭で考えるための
ツールとして使う!
です。
「答え」や「やり方」をショートカットで
学ぼうというのは、
実はかえって遠回りになります!
本質がわかっていないと、
事象に振り回されますから。
本質をつかむためには、
目の前の人間を見ることがいちばん!
友達、家族、同僚、上司、部下、
目の前にいる人たちをどれだけ見ているか?
そういう意味でいえば、
今日の著者は人を観察し続けて35年以上!
と言ってもいいのではないでしょうか。
元リッツ・カールトンの日本支社長ですから、
伝説のホテルマンですよね。
これからの世代を担う若者がいたら
ぜひ読ませてあげてほしい本です。
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それでも時々、人の話を素直に聞けないことがあります。
「何を言われるか」ではなく「誰に言われるか」が大きな要素だからです。
信頼できないのは、自分が未熟だから。
尊敬できないのは、相手の良さに気づけないから。
好きになれないのは、自分の心の器が小さいから。
「思い」は、多くは自分に向けられるものですが、「志」は人のために
何かをしようという、外に向けられた強い意志のことです。
「みんながやっているから」と流されてしまったら、
自分を裏切ることになります。
自分たちは、世の中のためにどんな価値を生み出しているのか、
それは誰に届き、どんな時に感謝されているのか。
そこを考えることがストレッチになります。
例えば、おもてなしの三要素である、「装い」「振る舞い」「しつらい(室礼)」
に絞ってコメントを書き出す。
すべての人にとって「時間は命」と書きました。時間をどう捉えるかで、
相手の命に対する尊厳のレベルが見えてきます。
時間を厳守するということは、相手の命に敬意を表することと
同じであるということですね。
また現実はどうであれ、相手に伝わった事実だけが、
相手にとっての真実であるということですね。
リーダーにとって必要なことは、自分の大事なスタッフに、
ちゃんと向き合い、常に関心を持って接するということです。
前述のコヴィー博士の言葉をお借りして考えてみましょう。博士によると
リーダーというのは「何が正しいかを見極め、決断する人」のことです。
そしてマネジャーは「リーダーの決断を正しく行う人」のことです。
子供は親の言う通りにはやりません。親がやる通りにやるのです。
「人を巻き込む力」とは、結局、相手に「巻き込まれたいと思わせる力」
にほかなりません。
参照:
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○ 「関心」が向かないところに「感動」なし。
├○
└───────────────────────────────────┘
・装い
・振る舞い
・しつらい(室礼)
ってなんだか
見ているだけ心がきれいになりそう!
前回は大和言葉の本を取り上げましたが、
もっと日本の当たり前にも
目を向けた方がいいのかもしれません。