『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(森岡毅著/角川書店)vol.299
こんにちは、
本日の一冊は、
『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(森岡毅著/角川書店)です。
450億、です。
さて、質問です。
年商800億円の会社が
450億円の投資をするというのは、
無謀でしょうか?
まあ、普通は誰が考えても
無謀です。
でもやり遂げた人がいるわけです。
それは誰か?
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)
のCMO森岡毅氏です。
「開業当時に1回行っただけだな」
と思いながら読みました。
冒頭の450億円というのは、
ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターTM
を作るための投資ですね。
そういえば、
最近もニュースで報道
されていました。
USJが沖縄にテーマパークを作る予定、
とか。(時期や場所は未定)
とにかく、この地を選んでいるというだけで
私はもういろんなセンサーが
ピン!ピン!と
反応しました。
本当にこの著者は
「数学に強いのだな!」
ということがよくわかります。
最初は少し読みにくかったのですが、
次から次へとよくもまあいろんな打ち手を
思いつくものだと、感心してしまいます。
緻密な計算のうえに成り立つ
算段と構想。
元々は、P&G社にいた方です。
なにより私は、
どんなときでもあきらめない!
ということを学びました。
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つまり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンというブランドを、
「映画の専門店」という妄想から、「世界最高のエンターテイメントを
集めたセレクトショップ」へと脱皮させることでした。
キッズフリーの大成功が確実に見えたときに、
グレンが私の席までわざわざ来てくれて、
「自分が間違っていたことを非常にうれしく思う」
と声をかけてくれました。
私はアイデアを考えるときは、まず目的を徹底的に吟味して定め、
その次にアイデアが満たすべき「必要条件」を一番時間をかけて考えます。
価値を生み出すアイデアの切り口は、経験上ほとんどの場合は
「消費者理解」の中に埋まっています。
マーケターは「消費者目線」を基本にしないとアイデアも戦略も
判断も全てにおいて焦点がズレると思うのです。
既にあるアイデアをいただくことを「リアプライ」と言います。
そしてリノベーションは、それがリノベーションだと気づかれない
くらいの新しい価値を創造できたときに成功するのです。
「良いアイデア」を出すにあたって、ほとんどの人が実は
よく考えていないのが、次の2つ点です。
1.良いアイデアとはどんな条件を満たすアイデアのことか?
2.それらの条件を組み合わせて、良いアイデアを探すに
あたっての着眼点(釣るポイント)をどこに定めて頭脳を
フル回転させるべきなのか?
このように戦略的フレームワークは、
目的→戦略(必要条件)→戦術(アイデアそのもの)の順番で
考えていくと、選択肢を合理的に絞っていくことができます。
気がつかないことは考えられないのです。
外部条件が大きく変わらないときに「より良い結果(=違う結果)」
を出すには、この2つしか方法がありません。
「違うことをやる」か「同じことを違うようにやる」か。
参照:
『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(森岡毅著/角川書店)
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○ あきらめない者に、アイデアの神様は微笑む。
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会社を成長させるという
「3段ロケット」構想は
とてもワクワクしました。
こういうふうに考えて、
実現していくのか!
と勉強になりました。
本物のマーケターから
学べることがたくさんあります。