『一流の男は「気働き」で決める』(高野登著/かんき出版)vol.256
こんにちは、
本日の一冊は
『一流の男は「気働き」で決める』(高野登著/かんき出版)です。
ディメンション、です。
売れる男。
売れない男。
いきなり何を言い出すのか?
ですね。
私はつねにサービスに関して
アンテナが立っているので
店員さんもよく観察しています。
ところがまれに、
私が「観察者」からただの「お客さん」に
なっていたりすることがあります。
すばらしい店員さんに出会えたときは、
はっきりいって友達になります。
その店がたとえ
メンズ物しか売ってなくても、
買おうかと思うくらいです!
サービスマネジメントの世界。
これも経営大学院時代には
よい成績でしたね。
得意分野です。
なかでも私が忘れられないサービス
として紹介しているものが、
ひとつあります。
それが、
ザ・リッツ・カールトン・ホテル大阪に
泊まった時の「水」のエピソード!
友人と私が同じ部屋にチェックインしたとき、
「ウェルカムドリンクはどうされますか?」
と聞かれたのです。
私と友人はふたりして
「水をください」と言ったのです。
友人はおそらく
フレッシュジュースを頼むだろうな
と思ったのであえて私は「水」と言ったのです。
まあ、アテが外れたわけですが、
ここからのホテルマンがすごかった。
持ってきたペットボトルの水が
なんと、正確にいうと
同じ水ではなかったのです!
・常温のペットボトル
と
・よく冷えたペットボトル
でした。
これがザ・リッツ・カールトン・ホテルなのかと思いました。
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リッツ・カールトンで働いた20年を含め、
ホテルマン人生35年の著者。
個人的には高野氏ならではのもっとふみこんだ
エピソードを聞きたい気がしましたが、
私は職業柄、エピソードの類には
目が肥えすぎているからかもしれません。
冒頭の「売れる男」ですが、
こういう人は間違いなく
目も、鼻も、耳も、口もすべてがすごい!
気が働くというのは、
五感が動いているということだと
私は個人的に考えています。
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気働きにも気づかいにも、察知能力が必要です。
今何が起きているのか。何が必要なのか。何をすべきなのか。
「やっぱりね、思った通りだ。メイド・イン・ジャパンではない」
この瞬間、会場は大爆笑に包まれました。
(麻生太郎氏が首相を務めていた時期、国連スピーチの一幕)
心で思うことが、そのまま遺伝子の働きに影響を与えるのです。
美しい振る舞いや所作は、見ている人の心を安心させ、
穏やかにさせるものです。
レベルが違うのではなく、ディメンション(次元)が違う。
リッツ・カールトンでは、テンションは上げるものですが、
モチベーションは深く掘り下げていくものである、
という考え方をとっています。
信頼されることで主体性が生まれる。
あるセミナーで学んだことですが、元に戻すことのできない
四つの事柄があります。
語られた言葉
放たれた矢
自分の過去
失われた気会
つまり、言葉を使ったコミュニケーション力を磨くということは、
そのままイメージ力を磨くことに通じるのです。
借りた農具は借りたときよりもピカピカに磨いて返す。
ホスピタリティとは自分の心を修めること。
そこがすべての出発点です。
菅原さんはこうおっしゃいます。
「我々は決してNOとは言いません。なぜなら、仕事の限界を
決めてしまうのは、NOという言葉を発した瞬間だからです」
リーダーとリーダーシップは別物です。リーダーはポジションであり、
リーダーシップは心の立ち位置のことです。
参照:
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というわけで、
▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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├○
├○ 生きた教材は、どんなときも「人間」である。
├○
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「気働きにも気づかいにも、察知能力が必要です。
今何が起きているのか。何が必要なのか。何をすべきなのか」
これは、
ビジネスマンとして、
リーダーとして
経営者として必要不可欠なものです!
察知能力というのはある種、
先を見通す力です。
この手の感覚は、
絶対に鈍らせてはいけません!
状況によっては、
命の危機を救うこともできる。
それが、察知能力。