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BOOK REVIEW書評

『増補改訂版 V字回復の経営』(三枝匡著/日本経済新聞出版社)vol.221

 

こんにちは、

本日の一冊は

『増補改訂版 V字回復の経営』(三枝匡著/日本経済新聞出版社)です。

 

『増補改訂版 V字回復の経営』(三枝匡著/日本経済新聞出版社)







5つの連鎖、です。







さて!



関西出張中に、もったいぶって

読んでいた本を読み終わりました。



久々ですね。

読み終わりたくない~!

って思う本。



私は線を引きながら読む派です。



今回は、

よくもまあこんなにたくさん

線を引いたものだと感心しました。



実話に基づく企業変革ストーリー!

累計25万部超です。



え?



と思われました?



そう、実はこれ

2001年に出版されています。



コンサルタントたちも

むさぼるように読んだといわれる

名著中の名著ですね。



装いを新たに、

実在のリーダー同士による

熱い対談つき改訂版!



「事業再生専門家」の

三枝匡さんの本は、

力強すぎます。



本社の親会社として

設定されているのは、

建設機械で有名な

コマツです!



響きまくり。

刺さりまくり。



引用にも入れましたが、





「改革リーダーは、多くの人の命運を預かって

勝負することを求められているのだ」





なんだか、

刺さった矢が抜けません。





さて、いざ出陣!

 

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『増補改訂版 V字回復の経営』(三枝匡著/日本経済新聞出版社)

<Amazonで購入>

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532318874/withup-22/ref=nosim





症状1●一般に企業の業績悪化と社内の危機感は相関しない。

むしろ逆相関の関係だと言ったほうがいい。



症状12●組織の「政治性」は「戦略性」を殺す力を持っている。



会うべき人が会えば、会社の中で埋もれていた人材が、

一発で見いだされる。



症状46●事業全体を貫くストーリーの欠如。組織の各レベルで

戦略が骨抜きにされていく図式。



競合はなぜわれわれより強いのか。その負け戦の原因は何か?



人は厳しく損益責任を問われない限り、経営者として育つことはない。



要諦13●事業を元気にするには、「商売の基本サイクル」を貫く

「五つの連鎖(価値連鎖、時間連鎖、情報連鎖、戦略連鎖、

マインド連鎖)」を抜本的に改善しなければならない。



改革リーダーは、多くの人の命運を預かって勝負することを

求められているのだ。



要諦20●赤字には「将来が楽しみな赤字」と「悪性の赤字」

の二種類がある。



いかなる改革もすべての出発点は「強烈な反省論」と

「改革シナリオ」である。



改革にストーリーを持たせられるかどうかの勝負は、

シナリオ作りの段階ではなく、「原因ロジック」を整理する

段階からすでに始まっているのである。





参照:

『増補改訂版 V字回復の経営』(三枝匡著/日本経済新聞出版社)
<Amazonで購入>

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532318874/withup-22/ref=nosim

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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

┌───────────────────────────────────┐

├○

├○   「骨」があるか、今いちど見直し!

├○

└───────────────────────────────────┘



巻末にある

・不信事業の症状50

・改革を成功へ導くための要諦50



は、ぜひチェックしておいてください。



とくにこれを見たとき、



要諦29●

「戦略指針を与えても、その実行をモニターする

システムがなければ戦略は『骨抜き』になる」



でしょ!そうでしょ!と声をあげそうになった。



みなさんの会社は大丈夫でしょうか?

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