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BOOK REVIEW書評

『サムスンだけが知っている。 常識破りの常勝ルール』(李 建憙著/幻冬舎)vol.186


本日の一冊は

『サムスンだけが知っている。 常識破りの常勝ルール』

(李 建憙著/幻冬舎)です。

 

『サムスンだけが知っている。 常識破りの常勝ルール』(李 建憙著/幻冬舎)







ナマズ、です。









いや~、

急になんなんでしょうね、

この寒さは!!



今日の本を読んでいたら、

内容をみてますます寒くなってきました。



本の内容から感じたことを

ひとことで言え!

と言われればこう答えます。



「執念」



かな。



フランス、アフリカと立て続けに

海外視察に行きましたが、

そこで感じたこと。



駅構内のTV液晶や

ホテル室内のTVがですね、

ほとんどSAMSUNG(サムスン)

でした。



私がアフリカから配信したメルマガに

「危機感も強く感じた」と書いたと思います。



あれはですね、

街を移動しながら

ずっと広告看板を眺めていたんです。



・どんな広告が出されているか?

・どの国の商品か?

・どんな商品ラインナップが多いのか?



で、ふと思ったんですね。



日本企業の広告がないやん!?



帰国してからですね、

頭の中にやきついている

あのロゴの書籍を手にとったわけです。



サムスンについて書かれた本は

たくさんありますが、

はじめて最後まで読みきりました。



サムスン電子の売上高は、

1990年代中盤から2010年にかけて、約10倍!

昨年は、1486億ドル(約11兆4224億円)



なにがなんでも

いい人材を獲得する!

というその執念たるやすさまじい。



もう、ほんとに

この本から殺気

でてますよ!

 

 

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『サムスンだけが知っている。 常識破りの常勝ルール』(李 建憙著/幻冬舎)

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グループの総売上高は270兆8000ウォン。

韓国GDPの21.9%を占め、サムスン・グループの

輸出額も、韓国全体の輸出総額の20%を占めている。



トップから末端まで同じ価値観を共有している組織は強い。



それにサムスンには労組がないのだ。労組がないからこそ、

経営意思決定と政策実行がスピーディーでスムーズでもある。



サムス ンでは出身地や出身校を問われることもない。

提出書類にそれらを記入する欄もない。



サムスンでCEOになるのは、軍や政府機関の長官に

なるよりも難しいとされているほどである。



日本に来たときには、ライバル会社の新商品パンフレット、

主要企業経営陣の記者会見、新たに導入されたシステム、

経営状況、ヒット商品の販売戦略などもくまなくチェックし、

それらの情報を持って幹部や系列会社CEOたちと夜遅くまで

討論を交わすというのだ。



「カエルを3匹捕まえよ」「各会社の重要経営政策を暗記せよ」

「21世紀に挑戦する貴殿の実践意思をダンスで表現せよ」

などなど。想像を超越した問題たちを解決しなければならないのだ。



イ・ゴンヒは短いフレーズに強烈なメッセージを込めることができる、

言葉の魔術師でもある。



人の行動を予測する一番良い方法は、その人の習慣、気質、

思考方式、価値観などを知っておくことだ。



例えば、百貨店は不動産業、ホテル業はロケーション業であり

レジャー産業、半導体業は時間産業、時計はファッション業、

家電は組立量産業と見なしている。

クレジットカード業は酒商売と同じで、不良債権回収と延滞率の

最小化、債権回収システム構築などが重要な事業だという。



ナマズを入れた畑ではドジョウたちがナマズに食べられるのを恐れ

一生懸命逃げ回った結果、肉質が良くなったという。



発展がないということはすでに退化でもある。



具体的な数値で見るならば、イ・ゴンヒ会長在任21年間で

時価総額が199倍、純利益118倍、売上額12.7倍、

全資産29.9倍とまばゆい発展を遂げている。



現在、サムスン電子は毎年売上の9%以上をR&Dに投資している。





参照:

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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

┌───────────────────────────────────┐

├○

├○   それは、何業なの?

├○

└───────────────────────────────────┘





イ・ゴンヒ総帥は名言家ですね。



ま、なかには考えこんでしまう

メッセージもありますけれどもね。



▼イ・ゴンヒ総帥は名言をピックアップ



「私は難しい問題であればあるほどシンプルに考える」



「地域利己主義、学校利己主義、事業部利己主義は

 組織の競争力を落とす」



「不良品は悪の根源」



「数はゼロでもいいから品質は100にしろ」



「1億ウォンだけ払えば1週間で借りてくることが

できる技術を、10億、20億ウォン投資して3~5年

かけて開発するのは浪費以外の何物でもない。

5%の技術料を渡して10%の利益を出せばいい」



まだまだ紹介したい名言もあるのですが、

数が多くて断念。



すみません。

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