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BOOK REVIEW書評

『紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本』(前田考歩著, 後藤洋平著/ 翔泳社)vol.589

プ譜、です。

 

決まりきまった
仕事だけをやる~

なんてこと、
本当に少なくなったのでは?

と思います。

大きかろうが、
小さかろうが、

チームで仕事するためには
おさえておかなければ
ならないこと!

が存在しますね。

●獲得目標
●勝利条件

このあたり、

関係者の間で
ズレることなく共有
できていますか?

プ譜には、
前から芝蘭は注目していました!

わかりやすい
絵でみてわかる、図解でわかる
という本は本当に助かります。

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『紙1枚に書くだけでうまくいく
プロジェクト進行の技術が身につく本』
(前田考歩著, 後藤洋平著/ 翔泳社)vol.589
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同じ職場の人やチームと
「昨日の延長上に明日を迎える」
ようなルーティンワーク型の
仕事のやり方が徐々に
通用しなくなりつつあります。

理想と現実のギャップによって
生じる混乱や摩擦、無駄を解消し
物事を前進させるのが、
本来のプロジェクト進行なのです。

「未知なものは何か」
「有効な資源はどれか」
「結局自分たちはどうなりたいか」
といったことを正しく問うことが
プロジェクト遂行における本質的な問題です。

どんなプロジェクトであっても、
進め方の基本形があります。
それは、企画、要件定義、設計、
製造、テスト、検収、という流れです。

進行してみて初めて、隠れていた
要求や制約条件、不足していた情報に
気づくのがプロジェクトの
難しいところです。

プロジェクトが予定通りに進まないのは、
「未知の未知」が計画に影響を与えるからです。

初心者とは「何がわからないかが、
わからない」ものです。

プロジェクトの終盤は、
それまでに積み残してきた矛盾が
具体的に目の前に現れる段階です。
それに対処するスピードも問われます。

つまり、プロジェクトにおける成功とは、
「理想と現実の間を往復することで、
本当にやりたかったことは何かを発見し、
その姿にたどり着くこと」です。

そもそもやるべきことが何かが
見えていないのに、日程だけを
守ろうとしてうまくいかない状況は
プロジェクトが失敗する
よくあるパターンです。

キックオフでおさえておくべきことは
次の3点です。
①これからどのような手順で
仕事を進める予定かを確認する
②それぞれの参加者が自分の
役割を明確に認識する
③想定外のことが発生した場合の
対処法の認識を合わせておく

プ譜では「ありたい未来の姿」を
俯瞰したうえで、手段と目的の辻褄が合っているか、
見落としがないかをチェックして
いくことができるので、地に足のついた
プロジェクトの未来を描くことができます。

プ譜は「Aを通じてBをしたい」という、
その人の頭の中にある因果関係を表現します。

プ譜に記述する要素は以下の5つです。
①獲得目標 ②勝利条件 ③中間目的 
④施策 ⑤廟算八要素

勝利条件は、プロジェクトの獲得目標が
「どうなったら成功といえるか?」
「目標が実現したといえるか?」の
判断基準・評価指標になるものです。

ただし、獲得目標は一つですが、
勝利条件は複数ありえるので必ず
一つの正解があるわけではありません。

中間目的とは、設定した勝利条件を
達成するためのあるべき状態のことです。

中間目的は「〇〇になっている(べき)」
「〇〇ができている(べき)」と言った
表現がふさわしいです。
「〇〇する」という動詞が
中間目的になることはありません。

多くの場合顧客は、
「やりたいこと」と
「やらねばいけないこと」だけが
課されていて、それがどうなったら
成功といえるか(勝利条件)が
把握できていません。そこで、担当者に
「どうなったら成功といえますか?」
と質問をします。       

参照:
『紙1枚に書くだけでうまくいく
プロジェクト進行の技術が身につく本』
(前田考歩著, 後藤洋平著/ 翔泳社)vol.589
https://amzn.to/2OvrtN0
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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定義がズレていませんか?
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廟算八要素は、
1.人材
2.予算
3.納期/リードタイム
4.クオリティ
5.ビジネスモデル
6.環境
7.競合
8.外敵

です。

ビジネスを考える
いろんな手法がありますね。

私は、プロジェクトの譜面、
つまり「プ譜」ですが、

これに可能性を感じています。

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