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BOOK REVIEW書評

『逆算力』(高岡浩三著、おち まさと著/日経BP社)vol.204


こんにちは、




本日の一冊は

『逆算力』(高岡浩三著、おち まさと著/日経BP社)です。

 

 

『逆算力』(高岡浩三著、おち まさと著/日経BP社)







ブレイク、です。







「ブームになる」という意味の

ブレイクではありません。



「休息」の方のブレイクです。



2012年の売上高が、

約7兆8800億円。



営業利益が

約1兆2000億円。



そして、

営業利益率が15%超!



グローバルな従業員数は33万人なのに、

本社にいる役員は何人か?





たったの13人!!





この企業はどこか?





はい、この企業はネスレです。





ネスカフェゴールドブレンド、

キットカットでおなじみ。



調味料の「マギーブイヨン」や、

ペットフードの「モンプチ」もネスレだったんですね。



ネスレ日本株式会社のCEOが

今日の主人公です。



マーケティング本部長の時に、

キットカットキャンペーンを仕掛けた人。



きっと勝つとぉ!(九州の方言)

のあれですね。



このCEOの父も祖父も42歳で亡くなったため、

「自分も42歳で死んでしまうのだろう」

という逆算から人生を生きてきたようです。



私に新たな課題を

3つ感じさせてくれた点が

よい宿題となりました。



その3つについては、

のちほど、シェア!

 

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『逆算力』(高岡浩三著、おち まさと著/日経BP社)

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ネスレが日本に進出したのは1913年ですので、

2013年は創業100周年ということになります。



さらに言えば、コミュニケーション能力を高めようと思うなら、

自分を知ることが大切です。



ネスレには「Think globally,act locally」という思想が浸透しています。

「思想は世界規模で、行動は地域ごとに」という意味ですが、

この思想が浸透しているのはグローバルで食品や飲料を

手がけているネスレならではないでしょうか。



上司を動かせなければ、トップに立って下の人間を

動かすことなどできません。ましてや社長になれません。

なったとしても使えない社長でしょう。



返品の話に限ったことではありませんが、一番よくないのは

「骨」が崩れること。そうなってしまうと、相手から見透かされてしまいます。



しかし、商標は会社が持っていても、

本当にブランドを持っているのは消費者です。

これが私の考えるブランドの定義です。



消費者の頭の中にないものはブランドとは言えません。



物事の本質とは何か-。子供の頃からの性格かもしれませんが、

私はそれを考えるのが好きです。



キットカットの場合、まずホテルと組みました。都内のホテルには、

受験シーズンになると多くの受験生が宿泊します。



新しいことを始める時、大切なのは直感です。



物事の本質を考え続けることが、ほかの人には簡単に

思いつけない新しいアイデアの糸口になるのです。



オフィスでのマシン1台あたりのコーヒー飲料は、家庭の10倍以上

を見込めます。この需要を掘り起こす新たなモデルです。



私の「逆算」の考え方ともつながってきますが、人生の最大の

リスクとは、いつ自分が死ぬのか分からないことだと思います。





参照:

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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

┌───────────────────────────────────┐

├○

├○   疑問がなければ、答えは出ない。

├○

└───────────────────────────────────┘



気になったことは3点。



日本に本物のブランドが少ないため、

PBが広がっているのではないかという話。



そして、九州支店の支店長が

なぜか1~2月になると、

キットカットの売上が急増することに気づいた!



という点。



さらに、当たり前のことですが

外資系企業の日本法人なので、

海外に出て行って商品を売ることができない!!

ということ。



日本企業よりもずっと

ドメスティックな商売になる~

という点ですね。



自分の頭を使って、

考えてみたいと思います。

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