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BOOK REVIEW書評

『成功する人の「語る力」』(フィリップ・コリンズ著/東洋経済新報社)vol.201

こんにちは、

本日の一冊は

『成功する人の「語る力」』(フィリップ・コリンズ著/東洋経済新報社)です。

 

『成功する人の「語る力」』(フィリップ・コリンズ著/東洋経済新報社)

 

 

DETAIL、です。

 

 

名スピーチって、
ほかのスピーチと何が違うんでしょうかね?

話す、書く、読むが
仕事の範疇なのでそのあたりは
常にアンテナが立っております。

そして以前から注目している職業のひとつに、
スピーチライターがあります。

余談ですが、わたしはある映画のワンシーンの
スピーチにほれぼれして(悪役です)
それを全文書き写したことがあります。

英語と和訳をつきあわせて
さらに感動してしまったことを思い出します。

なぜこのスピーチにやられたのか?
を客観的に分析したわけです。

ちなみに、スピーチが果たす機能は
3つしかないそうです。

「情報性」
「説得力」
「刺激」

です。

「仕事がとれるプレゼン術!」セミナーでは、
この要素のひとつ「刺激」の作り方について
さんざんお伝えしてきました。

いずれにせよ、
相手が動かないと「失敗」です!

話す「前」と「後」で変化が起こらなければ、
それを伝える意味がない。

私もクライアントの方に、
メディアに、お客さんにこう話せばよい!
とアドバイスすることしばしば。

聞いた人にどんな感情が生まれるか、
どう取りあげてくれるかが見えるのです。

最近は、少し先が見えすぎて
恐くなることもあります。

職業変えようかな。

どんな時代になろうが
やはり「人」対「人」なのです。

コミュニケーション能力がないと
ほんとにお話になりません。

 

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『成功する人の「語る力」』(フィリップ・コリンズ著/東洋経済新報社)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492044906/withup-22/ref=nosim

主張がわかりにくいスピーチよりも、問題の核心をずばり
指摘したスピーチのほうが聞き手の印象に強く残る。

スピーチが果たす機能は「情報性」と「説得力」と「刺激」
というたったの三つである。

偉大なるレトリックの創設者の一人であるキケロは、
この中心テーマをトピックと呼んだ。

この会社の存在意義は何だろうか?

この会社は今後、どんな問題に遭遇するだろうか?

聴衆の知識レベルを見誤ってしまい、スピーチ全体の調子が
うまくいかないのは、よくあるミスだ。

聴衆は耳触りのいいことばかりを話すスピーカーをあまり好まない。

優秀な教師は生徒を引きつけるのがうまい。
そして、彼らが気づかないうちに学習させている。

納得させるためのスピーチは、人々の考えかたや行動を変えさせる
ために行なわれる。つまり、スピーチの成功は聴衆の大多数が
スピーチを聴いたあとに考えを変えているかどうかが基準になる。

優れたスピーチはひとり語りではない。
ひとり語りのかたちでなされる対話なのだ。

レトリックが呼び起こす希望は具体的でなければならないということだ。

誰かが反論するかもしれない考えを述べたら、
それはトピックになりうるのだ。

トピックをつかむための大切なポイントは、素材の選び方だ。

響きのいいフレーズは記憶に残る。

スピーチに関係があるエピソードを挿入しているだろうか?

スピーチをするとき、あなたという人の
人格が伝わることが大切である。

あなたのスピーチがどう聞こえるかを知るには、
実際に声に出してみるしかない。
すぐに一つの文章が長すぎると気づくはずだ。

コンピューター時代でも、おもなコミュニケーションは
人から人へ、話し言葉で行われる。

参照:
『成功する人の「語る力」』(フィリップ・コリンズ著/東洋経済新報社)
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○   それが、本当にトピック?
├○
└───────────────────────────────────┘

冒頭のDETAILって、
下記の5つだそうですよ。

●Delivery(効果的な話し方):
スピーチは読者に読ませるエッセイではなく、聴衆の前で
話をするパフォーマンスである。

●Expectations(期待される内容):
聴衆はあなたのスピーチに何を期待するだろう?

●Topic(中心となる主張):
あなたのスピーチのいちばん核となるテーマを一行で表してみよう。
もし一行でまとめられないなら、自分のテーマがわかっていないということだ。

●Audience(聴衆についての情報):
あなたは誰に話をしようとしているのだろう?

●Individual(自分の個性):
できる限り最新のあなたを演出しなければならない。

●Language(使う言語):
わかりやすい言葉で話そう。

当たり前のことですが、
どれひとつとして外してはいけない要素です。

これがまた難しいのですが、
やはり日々、練習しかありませんね。
がんばりましょう!

 

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