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BOOK REVIEW書評

『TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則』(カーマイン・ガロ著/日経BP社)vol.272

こんにちは、

本日の一冊は

『TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則』

(カーマイン・ガロ著/日経BP社)です。

 

『TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則』(カーマイン・ガロ著/日経BP社)

 

18分、です。

 

 

TEDのプレゼンの本は
本当にたくさんでていますね。

伝え方やプレゼンの本は、
どうしても気になって買ってしまいます。

本を大人買いして喜べる私は、
本当にしあわせです。

いまさらTEDの説明は不要だと思いますが、
テクノロジー、エンターティメント、デザイン分野の
最高のプレゼンテーションを見ることができます。

ゆるされた時間は、
わずか18分です!

いいですね。
制約こそがクリエイティビティを生みだすと
私は常々考えています。

「予算はいくらでもあるよ!」
「納期はいつでもいいよ!」

なんて言われて、
いい仕事ができるはずありません。

なぜなら、
アタマを使わないからです。

人間、頭を使わなくなったら終わりです。

そして、
今日の本が
なにより教えてくれること。

それは、
自分が感動していなければ、
誰の心も動かすことができないということです。

今日の引用にもありますが、
これはもう読んでいるだけで胸が痛い。


「ビジネスの世界では、コミュニケーションの失敗は事業そのものの
失敗につながりやすい。ベンチャー企業なら資金は集まらず、
製品は売れず、プロジェクトは支持を得られず、昇進の希望も潰える」

 

コミュニケーションの失敗は、
事業の失敗。

本当にコミュニケーションやプレゼンに
終わりはありませんね。

 

 

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『TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則』
(カーマイン・ガロ著/日経BP社)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822250334/withup-22/ref=nosim

 

傑出したコミュニケーターは、聴衆のアタマに訴え、ハートに触れる。

脳は目新しいことを無視できない。

ビジネスの世界では、コミュニケーションの失敗は事業そのものの
失敗につながりやすい。ベンチャー企業なら資金は集まらず、
製品は売れず、プロジェクトは支持を得られず、昇進の希望も潰える。

情熱は人から人へ伝播することが、科学によって明らかになっている。
あなた自身が感動していなければ、周りの人たちの心を動かすことはできない。

「私の製品はなんだろう」という質問より、「私の本業はなんなのか、
本当に情熱を感じるのは何か」と自問するほうがはるかに効果的だ。

情熱とは我々の個性の根幹をなすものだ、とカードンは言う。
情熱の追求は、自分は何者であるかということと切り離せない。

また、スピーカーから投資家に「伝わった情熱」と、
投資家が出資する可能性には正の相関が確認された。

考え方は脳内物質に作用し、あなたが何をどのように語るかを決定づける。

本当の自分を表現することを恐れてはならない。

ストーリーは必ずある。きちんと探していないだけだ。

あなたの声、ジェスチャー、ボディランゲージが言葉と一致していないと、
聞き手はメッセージを信用してくれない。

手がへそより下がると、活力や自信がないように見える。
ウエストより高い位置で複雑なジェスチャーをすると
聴衆にリーダーとしての自信を感じさせられる。

プレゼンテーションに目新しい概念を盛り込むには、
クリエイティビティと新たな視点が必要だ。

プレゼンの良し悪しは、聴いてくれた人がだれかに
「どんな話だったの?」と聞かれたとき、きちんと答えられるかどうかで決まる。
(ダニエル・ピンク)

キーワードは「勇気」だ。物事をシンプルにするには勇気がいる。

 

参照:
『TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則』
(カーマイン・ガロ著/日経BP社)
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822250334/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○   自分に感動できない人は、演台に立つ資格なし。
├○
└───────────────────────────────────┘

ボディランゲージの専門家、
メラビアンの例の研究が誤解されて
伝わっていると書かれてありました。

よくご存じのあれです。

メッセージのうち、
言葉で伝わるのが、7%。
非言語が、93%(うち、声の調子が38%、ボディランゲージが55%)
というものです。

ですが!
メラビアンの真意はこちらです。

「感情的なメッセージを伝えるときは、
声の調子やボディランゲージが
メッセージと一致してないと、『誤解される』よ」

です。

どこでどう間違って、
非言語表現が言語表現よりめっちゃ大事!
となってしまったのでしょうね。
93%という数字につられたか?

間違った情報は、
上書きしておかないといけないですね。

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