SCROLL

BOOK REVIEW書評

『プロフェッショナル・アドバイザー』 デービッド・マイスター著、ロバート・ガルフォード著、チャールズ・グリーン著 vol.55

こんにちは、

本日の一冊は、

『プロフェッショナル・アドバイザー』

デービッド・マイスター著、ロバート・ガルフォード著、チャールズ・グリーン著

です。

 

『プロフェッショナル・アドバイザー』 デービッド・マイスター著、ロバート・ガルフォード著、チャールズ・グリーン著

 

究極の関係について、です。

 

 

おおよそ、まともなコンサルタントであれば
「これくらいできていて当然でしょ!」
ということが書かれてあります。

「コンサルタントのコンサルタント」として名高い
著者デービッド・マイスターら三人による本で、
訳者は『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』
の著者、細谷功氏です。

顧客を「クライアント」と呼び、アドバイスを
行っている人たちに読んでもらいたい本だと。

文章を読む限りでは、
「信頼のなんたるか」をおさえておられる方には
復習要素が強いかもしれません。

ですが、
34頁の図表「個々の関係のレベルの特徴」、
146頁の図表「信頼構築プロセスのまとめ」は
しっかり頭に叩き込んでおいた方がいいと思います。

クライアントとの間で何かズレを感じている方は、
一発でどこに躓いているかを発見出来るはずです。

 

———————————————————–
『プロフェッショナル・アドバイザー』

<Amazonで購入>
(デービッド・マイスター著、ロバート・ガルフォード著、チャールズ・グリーン著/東洋経済新報社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492556605/withup-22/ref=nosim

信頼を非常に上手に活用するプロフェッショナルは
以下のようなコンセプトを自然に受け入れられる人たちである。

・人に尽くして成功する
・情けは人のためならず
・やっただけの見返りは必ずある

これらの格言は、成功というものは、
成功そのものを目標にしなかった人に訪れる
ということを示唆する。

リスクのない信頼は気の抜けたコーラのようなものである。

われわれは組織を信頼しない。プロセスも信頼しない。
人間を信頼するのである。

有能なアドバイザーであるために肝心なことは
自分の役割を理解することである。

教授が教壇に立って「Bが正しい答えです」というのは
下手な教え方である。

アドバイザーが犯す大きな間違いの一つは、
常にクライアントがあなたのアドバイスを求めていると
勘違いすることである。
これは危険なまでに間違った考え方である。

信頼の裏返しは非難されることである。

信頼を発展させる5つのステージ
1 エンゲージメント → 2 傾聴 → 3 フレーミング
→ 4 ビジョン策定 → 5 コミットメント

聞き上手になるためには以下のことをする必要がある。
1.明確にするための調査を十分に行う。
2.言葉になっていない感情を読み取る。
3.全体のストーリーを聞きとろうとする。
8.陰に隠れた前提条件を見出す。
9.クライアントに心のもやもやを吐き出させる。

責任をとるという注意を提示したら、いうべきことをいうのである。

リスクには二種類ある。つまり、間違ったことをするリスクと
正しいことをやらないリスクである。

参照:
『プロフェッショナル・アドバイザー』
(デービッド・マイスター著、ロバート・ガルフォード著、チャールズ・グリーン著/東洋経済新報社)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492556605/withup-22/ref=nosim
———————————————————–

 

というわけで、

 

●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

大いなる勘違いからの脱却。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

独立して仕事をするようになってから、
亡き祖父の言葉を思い出すことがあります。

商売人であった祖父に、
「おじいちゃん、商売で大事なことは何?」
とたずねたことがあります。

すると、その答えは拍子抜けするくらい
シンプルでした。

漢字2文字で表現できる短い言葉ですが、
私は己を振り返るための指標としています。

 

 

芝蘭友の書評メルマガご登録はこちらから

CONTACT

お問い合わせ