『2億円と専業主婦』(橘玲著/マガジンハウス)vol.532

2019年12月17日

本日の一冊は、『2億円と専業主婦』(橘玲著/マガジンハウス)です。

2億円、です。


あまりに読みやすく、
本書の前の方には赤ペンを
いれるのを忘れたくらいでした。

いま書店で必ず
並んでいる本だと思います。

橘さんの本にはいつも
なるほどなと思う視点が
ちりばめられています。

 

 

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一方、「ぼくと結婚してください」
といわれたとき、女性が
まず考えるのは次の4つです。
(1)自由がなくなる
(2)仕事のキャリアが途切れる
(3)これまでのように友だちとつき合えなくなる
(4)家族とも気軽に会えなくなる

出産を機に会社を辞めた
女性に理由を訊くと、第一位は
「子育てに専念したいから」ではありません。
「仕事への不満」や「行き詰まり感」です。

なぜそうなるかというと、
日本の社会は、形式的には男女平等でも、
滅私奉公できない女性社員を
「差別」しているからです。
彼女たちは、望んで専業主婦に
なったわけではないのです。

ほとんどの場合、両親の言葉と
子どもたちの言葉は同じですから
問題は起きませんが、
移民のような環境では家庭の内と外で
言葉が異なるということが生じます。

そのとき移民の子どもは、
なんの躊躇もなく、生き延びるために、
親の言葉を捨てて子ども集団の
言葉を選択するのです。

いまの日本で、専業主婦というのは
「子育てを専業にする女性」のことです。

保育園は親にもよい
効果をもつことがわかりました。

慶應大学医学部教授で
小児科医の高橋孝雄さんが
『小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て』
(マガジンハウス)で指摘しているように、
子どもの可能性は遺伝によって
ある程度決まっていて、
苦手なことを無理にやらせても
効果がないばかりか、子どもの人生に
大きな負の影響を与えかねません。

それにもかかわらず、
世間ではあいかわらず、
親の育て方が子どもの人生を決めると
強く信じられています。そしてこれが、
子育て中の親(とりわけ母親)の
大きな負担になっています。

進化論的に考えるならば、
「愛情があれば、家事・育児は
手抜きしても子どもの成長
(人格形成)にはほとんど影響しない」
というのがもっとも説得力ある主張です。

しかしその一方で、
子どものいない女性は、
男性と対等に働くことができる程度には
日本の会社は「平等」です。

そう考えれば、この問題は
「子育てを外注する」ことで解決します。
「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、
これはべつに特別なことではありません。

香港やシンガポールの女性は、
子どもが生まれても、家事や子育てを
家政婦と分担して、以前と
同じように働き続けます。

多くのサラリーマンを診察してきた
職場のメンタルヘルス専門医は、
そうは考えていません。
サラリーマンが出社拒否になる理由は
長時間労働で燃え尽きるからではなく、
仕事が要求するレベルに
自分のスキル(専門性)が届かず、
行き詰まってしまうからだというのです。

なぜこんなことになるかというと、
日本の会社がスペシャリストを養成せず、
いろんな部門をそこそこ任せられる
ゼネラリストばかり揃えようと
してきたからです。

フリーエージェントは、
「好きなこと」に人的資本のすべてを
投資するクリエイティブクラスです。
彼ら/彼女たちは大きな
人的資本をもっているので、
「ソロ充」からやがて
「ソロリッチ」になっていきます。

次に、「老後とはなにか」を考えてみましょう。
これはとてもシンプルで、老後とは
「人的資本をすべて失った状態」のことです。

「老後問題」とは、
人的資本を失ってからの
期間が長すぎることです。
だとすれば、老後の経済的な不安を解消する
もっともかんたんな方法は、
老後を短くすることです。


参照:
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というわけで、


▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!


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好きなように生きるためにどうする?
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生涯共働きが最強の人生、
と本書では語られています。

センセーショナルなタイトルが
つけられていますが、
知らないって怖いことなんだな
と思いました。

ぜひ一読をおすすめします。

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