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BOOK REVIEW書評

『おかしな本棚』クラフト・エヴィング商會著 vol.112

こんにちは、

本日の一冊は

『おかしな本棚』クラフト・エヴィング商會著です。

 

『おかしな本棚』クラフト・エヴィング商會著

 

 

背中、です。

 

 

どうしてもこの本を本日中に
お伝えしておきたい。

言葉のセンスが半端ない。

ぜひビジネスどっぷりの方にも読んでもらって、
「歯磨き」ならぬ「語彙磨き」をしてもらい
不思議な世界に少しはまってもらいたいです。

前置き、短くいきます!

クラフト・エヴィング商會ときいて、
「ふふふ」と思った方もおられるでしょう。

装幀家のユニット名です。(ご夫婦である)

最相葉月さんの『絶対音感』の装幀などを担当。
それはそれは幅広く活躍されていますね。

たまたま書店でふと目があったのが、
クラフト・エヴィング商會による新しい本。

いや~ほんと、
光の放ち方が書店でも半端なかったです。

さすがの私もこの本には線を引けなかった。
(※よい意味で線が引けないの意)

クラフト・エヴィング商會、つまりこのご夫婦の本棚が
テーマごとに紹介されています。

●頭を真っ白にするための本棚
●装幀した本棚
●返しそびれた本棚
●旅する本棚
●金曜日の夜の本棚
●寝しなの本棚

などなど。

写真つきで公開されています。

黒い背景に映し出されている本を
なぜいま手に取れないのか!

と悔しくなってしまうくらいです。

アート、デザイン、クラフト、紙好き、
背中フェチにはたまらない一冊。

まずはご自身の目で見て確かめてみてください!

 

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『おかしな本棚』(クラフト・エヴィング商會著/朝日新聞出版)

<Amazonで購入>
http://amzn.to/iG3GOM

ぼくにとっての本棚とは「読み終えた本」を
保管しておくものではなく、まだ読んでいない本を、
その本を読みたいと思ったときの記憶と一緒に並べておくものだ。

あわてふためいて、いついつまでにこの本を
読まなければならない、というのは大変な不幸です。

が、奥に並べられた本は、その背中をこちらに露呈できない。
押しやられた格好である。事実上の幽閉である。

この「ん?」こそが「見知らぬ」扉を開くための
萬國不思議研究所的な呪文である。

神戸は本を買いたくなる街だ。

この本を書店で見つけ、「これを装幀したデザイナーに」
と指名してくださったのが最相葉月さんだ。
本のタイトルは『絶対音感』。

読めなくても、読んでしまえばいい。
余白を読み、白紙を読み、読めない文字も気合いで読む。

本は音を発しない。
本当に?

本は「探すこと」がいちばんの醍醐味です。
その次に「なかなか読めない」醍醐味があり、
三番目にようやく「読む」醍醐味があります。

参照:
『おかしな本棚』(クラフト・エヴィング商會著/朝日新聞出版)
<Amazonで購入>
http://amzn.to/iG3GOM

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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○                                
├○ 背中、意識してる?                            
├○ 
└───────────────────────────────────┘

いや~、ほんとに
背中ってドキッとしますよね。

私は男性の背中を見るのが
大好きなんですよね^^

「背中を見ればいい男かどうかわかる!」
と昨年はとくに豪語しておりました。

えっと、
今日のテーマは「本の背中」でした。
やや話がソレマシタ。すみません。

というわけで、クラフト・エヴィング商會の
『ないもの、あります』(筑摩書房)
http://amzn.to/kD7gv4

これも、以前、ニッカウヰスキー本社地下の
アンテナショップで『バー読』企画の選書のひとつとして
ライブラリーに置いておりました。

知り合いはその本がその場で買えないことを知ると、
さっそくネットで注文してました!

背中って意外に見られていますよね。

本の背中に色気がある!
http://amzn.to/iG3GOM

 

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