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BOOK REVIEW書評

『人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術』(永谷研一著/ProFuture)vol.363

こんにちは、
本日の一冊は、
『人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術』(永谷研一著/ProFuture)です。

『人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術』(永谷研一著/ProFuture)

定着、です。

先日、大学院時代の友人が
こんなことを言っていました。

「自分の成長の輪郭がわからない」

と。

とても優秀な方なので、
芝蘭はびっくりしました。

・自分がどれだけ成長したのか?

・本当に成長しているのか?

ということが見えないと
人は不安になるのかもしれません。

自分がどのように成長したのか?

それを測る指標があると
いいですよね。

今回の本は、
やりっぱなしの研修から、
行動定着をさせるための具体策が
紹介されています。

やや自社サービスの内容が
押し込まれているのが
気になりますが、
内容としては参考になることが多いです。

個人的には、
以下の箇所、ドキッとしました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
行動が続かない最大の原因は、
“そっと止めても誰にもバレないから”です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

おっしゃる通り!

と感心している
場合ではありませんが、
行動が定着しないことには、
ダメですよね。

 

————————————
『人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術』(永谷研一著/ProFuture)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4908020043/withup-22/ref=nosim

研修の企画提案とは、通常、
研修プログラム設計書です。

・どのようなセッションを
・どのようなタイムスケジュールで
・どのようなワークシートを使って行うのか
・どのように効果測定を行い
・どのようなフォローアップを行うか

「事前にどのような情報をどのように
伝えたら、全員が前向きな気持ちで
参加してくれるのか」という
問いはとても重要です。

ドイツの心理学者エビングハウスの
忘却曲線をご存じでしょうか?
・1時間後には56%忘れる
・1日後には74%忘れる
・1カ月後には79%忘れる

メタ認知力とは、「自らの行動や思考を
抽象概念化することで客観的に
自分を見つめ認識する能力のこと」であり、
その後の行動に影響を及ぼします。

成果を出し続ける人は、
常に行動を変化させています。
すなわち、行動変容が習慣化しているのです。

人材育成の仕事に携わるときに、
「人の成長とは何か」という定義を
することはとても大切です。

過去の研究から、専門的には
人の成長とは、「行動」「認知」「構成」の
3つの領域に分類できます。

行動領域では、
「行動の変容」に着目します。

認知領域では、
「思考の変容」に着目します。
前述した“メタ認知力”の成長です。

構成領域では、他者との「関係性の変容」
に着目します。どれだけ他者と学び合う場
を持ち、どれだけ相互に学び合っているかも
成長を見る視点です。

アクションプランは、
「ありたい姿」「行動目標」「行動習慣」の
3層構造です。

目標設定が失敗する原因は、
次の3つのパターンに絞り込めます。
1.問題抽出が甘い
2.課題設定の誤り
3.成果設定がない

次の4つの要素をすべて盛り込んだ文章を
書くことで、深く振り返ることができます。
1.詳細な事実
2.原因の分析
3.本音の感情
4.次なる行動

行動が続かない最大の原因は、
“そっと止めても誰にもバレないから”です。

参照:
『人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術』(永谷研一著/ProFuture)
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4908020043/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
———————————–

変容なきところ成長なし。

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ちなみに、
個人での目標達成を極めたい方は、
同じ著者のこちらの本がいいですね。

↓ ↓ ↓

『絶対に達成する技術』(永谷研一著/中経出版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806148326/withup-22/ref=nosim

これは3年前に、
芝蘭のメルマガで紹介しましたが、
当時、下半期で第2位にランクインしていました。

(※芝蘭友のトップストーリーニュース調べ)
http://www.shirayu.com/letter/2013/000481.html

 

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