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BOOK REVIEW書評

『まさか!?自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠』マイケル・J・モーブッサン著 vol.75

こんにちは、

本日の一冊は

『まさか!?自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠』

マイケル・J・モーブッサン著です。

 

『まさか!?自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠』マイケル・J・モーブッサン著

 

 

まさか!です。

 

 

「頭がいい」とされている人たちが、
いかに意思決定の際に罠にはまるか。

なんといいますか、
『ヤバい経済学』
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を読んだ興奮度合に似ている感じがします。

「ウォール街で最も影響力のある人間」
に選ばれたことのある著者マイケル・モーブッサンが放つ
『まさか!?自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠』
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まさか!が現実だから笑えない。

さらに、専門家がコンピューターにとって代わられないために
何が必要かということを若干はしょってお伝えしますと、

◎システムを作り出す必要性
◎戦略作り
◎周りを巻き込む力

だそうです。

人間の最後の砦?といったところでしょうか。

いかに、社会生活において巧妙に仕掛けられた罠に
きれいに誘導されているかがわかります。

 

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『まさか!?自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠』
(マイケル・J・モーブッサン著/ダイヤモンド社)

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私たちは、しばしば世界を一つの方向、つまり
デフォルト(既定値)からしか見ようとしない。

意思決定を左右する要素は、三つある。すなわち、
問題をどう考えるか、どう行動するか、そして運である。

客観的な視点とは、まずは同じような状況が
他になかったのかを問いかけるところから始まる。

意思決定の善し悪しの大部分は、「何」を予測しようと
しているのかにかかっている。

とすると、ストレスを抱える人間は、長期的な計画を
立てられないということが分かる。明日、仕事を失うかも
しれないマネジャーは、三年後をよりよくするための
意思決定など興味はないのだ。心理的なストレスによって、
人は未来にとって何がいいかを考えられなくなり、
目の前にある危険回避だけに集中してしまうようになる。

多くの判断ミスは、何かを間違えるというより、
むしろ不適当なインセンティブから生じる。

フランスの音楽がかかっている時は、フランスワインが
販売の七七パーセントを占めた。ドイツの音楽がかかっている時は、
ドイツワインが七三パーセントを占めた。
音楽は、購買にかなりの違いをもたらした。
しかし、買い物客はそのようには思っていなかったのだ。

経済学者のリチャード・セイラー、法学者のキャス・サンスティーンは
選択肢の見せ方と最終的な選択との関係を
「選択アーキテクチャ」と呼んでいる。

ボーイングが787機を作る際に設計とエンジニアリングを
サプライヤーに委任したことは、どのような時にアウトソーシングを
避けるべきかを学ぶ格好のケーススタディとなってしまったのである。

フィードバックは人間がコントロールできる部分に
対してのみ行なうべきなのだ。

人間の動機を理解することは、他人がどうやって
意思決定するかについて知る重要な手がかりとなるのである。

参照:
『まさか!?自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠』
(マイケル・J・モーブッサン著/ダイヤモンド社)

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というわけで、

 

●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「間違えた」のではない可能性あり。

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・勝者の呪い
・トンネルビジョン(視野が狭くなること)
・思考モデル
・確証バイアス
・プライミング効果
・既定値の誤り
・相関関係と因果関係
・平均回帰性

などなど、

ひとまず言葉を知っておくだけでも
勉強になりそうな世界です。

意思決定も本当に奥が深いですね^^

 

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