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BOOK REVIEW書評

『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』vol.264

こんにちは、

本日の一冊は

『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』

(デイヴィッド・ケリー著、トム・ケリー (著/日経BP社)です。

 

『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』

 

クエスチョン・ゼロ、です。

 

経営大学院で学んだ
ある科目のことを思い出しました。

「クリエイティビティと組織マネジメント」
というクラスです。

そのときの第1回目の
ケースメソッドが
「世界最高峰のデザイン会社IDEO(アイデオ)」
でした。

アップルの初代マウスをはじめ、
数々のヒット商品を生み出している会社です。

まさに今日はその
IDEOの創始者が書いた本を読んで、
クリエイティビティを思い出した次第です。

事例も豊富で
かなりワクワクします。

●インド人の母親たち
西洋の薬は強すぎるからといって
どんな行動をとっていたのか?

●医療現場で使われるMRI(磁気共鳴画像診断)
これを開発した人物の秘話。

子供たちの80%がMRIを受けるために
麻酔で鎮静させなければならないと知った。

その後、彼はMRIに
どんなイノベーションを起こしたのか?

ワクワクしますね。

海外の本って、
これでもか!というくらい
事例が載っているので
やはり読みごたえがあります。

「創造力は、人間が誰でも
生まれつき持っている能力なのだ」

が根幹のメッセージ。

そのためにはまずマインドセットが必要。

例えば、
ジャグリングを成功させるために
まず何をするのか?

3つのボールを空中に投げ、
床に落とすことから始めるのです。

つまり!
「ボールが床に落ちるのが当たり前」
という状況をマインドセットするわけです。

クリエイティブは一部の人たちの
特権ではありません。

恐怖を解き放つことから始める。
これぞ、秘訣!

 

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『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』
(デイヴィッド・ケリー著、トム・ケリー (著/日経BP社)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822250253/withup-22/ref=nosim

 

自分の創造力を信じることこそ、
イノベーションの「核心」をなすものなのだ。

自己効力感を持つ人々は、そうでない人と比べて、目標が高く、
懸命に努力をし、忍耐力が強く、失敗しても立ち直りが早いという。

クリエイティブな考え方は、現状のその先を見通す強力な武器になりうる。

いったん何かを創造しはじめれば、すべてのモノには
意図があることに気づく。

しかし、行動を起こすためには、何よりもまず、
今まで創造性を妨げてきた恐怖を克服する必要がある。

共感とは、自分の先入観を疑い、自分が正しいと思うことを
いったん脇にのけ、本当に正しいことを学ぶことなのだ。

単に「なぜこの本がそんなに好きなの?」と聞く代わりに、
「この本を読むよう友だちを説得するとしたら、何て言う?」
と聞き、質問をゲームに変えるのだ。

共感とはむしろ、人々がはっきりと表現できない
隠れたニーズを理解することだ。

IDEOのミュンヘン・オフィスでは、枠組みをとらえ直した問題を
「クエスチョン・ゼロ」と呼んでいる。
クリエイティブな解決策を探す新たな出発点になるからだ。

ペニシリンからペースメーカー、サッカリン、安全ガラスまで、
多くの発見は、科学者が不運な出来事や失敗から突破口を
見出したことで生まれてきたのだ。

『スター・ウォーズ』に登場するヨーダ―こちらもまた頭脳明晰で
経験豊富な変化の達人だ―は、ルーク・スカイウォーカーにこう言っている。
「やるかやらないかだ。“やってみる”などない」

「実験」と呼べば成功の確率が高まる。

言葉は思考の結晶だ。

考え方や行動を変えるには、まず言葉遣いを変えるのが有効なのだ。

「今日をプロトタイプと考えよう。さあ、何を変える?」

 

参照:
『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』
(デイヴィッド・ケリー著、トム・ケリー (著/日経BP社)
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822250253/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○   思考パターンを変えるために、言葉を変えよう。
├○
└───────────────────────────────────┘

引用には書けなかったですが、
アイデアを生み出すとき人は、
「2つの目標バランス」を
とっているそうです。

・スムーズさ(アイデアを出す速さや量)
・柔軟性(まったく性質の異なるアイデア)

だそうです。

この2つをうまく組み合わせて
豊富なコンセプトを生み出していってくださいね。

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