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BOOK REVIEW書評

『一瞬で100のアイデアがわき、一瞬で1000人の心がつかめる本』(小川仁志著/幻冬舎)vol.225

こんにちは、

本日の一冊は

『一瞬で100のアイデアがわき、一瞬で1000人の心がつかめる本』

(小川仁志著/幻冬舎)です。

 

『一瞬で100のアイデアがわき、一瞬で1000人の心がつかめる本』(小川仁志著/幻冬舎)

 

 

はしご、です。

 

 

私はたいてい
「プレゼン」と目につく本には
目を通しています。

私のライフワークの一つです!

今日の本は帯に
「発想+プレゼン+哲学=大成功!」
と小さく書いてあったので
読んでみました。

とくに後半の、

●第3部 一瞬で1000人の心をつかむプレゼンの技術
●第4部 一瞬で1000人の心をつかむプレゼンの内容

は、面白かったです。

私は今年の2月に
「仕事がとれるプレゼン術セミナー!」
を実施したのですが、
やはり本質は同じだなと再確認できました。

本質をとらえればとらえるほど
うまくいくのがプレゼンです。

また、それぞれの項目に
著者がそこで伝えたいことを図解化しています。

これが非常によいのです。

図解化といえば思い出すことがあります。

経営大学院時代に、
ビジョナリーの友人がいたのですが
なかなかみんなと話がまとまらない。

早い話、誰も彼が言う世界観を
理解できなかったわけです。

こりゃまずい!

そう思った私は、はっきり言いました。

「ここに描いてみて、その世界を!」

と言うと、
みんなで共有できるものが
出来上がったのです。

プレゼンにおいて、
パワーあるメッセージを生み出すことは
とても重要ですが
図に落とせるか?というのも大事です。

「どうして俺の話がわからないんだー!」

というのは、簡単です。

ただ、今の世の中では
あなたに伝える能力がないからですよね?
と言われても仕方がないわけです。

優れたリーダーは、
きちんとストーリーが語れるものです。

 

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『一瞬で100のアイデアがわき、一瞬で1000人の心がつかめる本』(小川仁志著/幻冬舎)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344024435/withup-22/ref=nosim

私たちの日常は制約が多すぎます。そんな制約の中で物事を考えていても、
面白いアイデアはわいてきません。だから制約を無視するのです。

アイデアはある物事のメタモルフォーゼだといっても過言ではありません。
いくらでも変化するけれども、本質は変わらない。

図はごまかせないから明確な答えが出るのです。

ある意味でアイデアとは、問題の克服にほかなりません。

問題はアイデアの宝庫なのです。アイデアを見つけるのは大変でも、
問題を見つけるのは簡単でしょう。

プレゼンは一方的に話しているように見えて、決してそうではないのです。
実は聴衆ひとりひとりとのコミュニケーションなのです。
だからこそ言葉をやり取りしているという意識が大切になります。

誰しも自分にかかわる問題には興味があるものです。

笑いの本質は意外性です。

言葉に言葉以上の意味を持たせるというのは、その言葉が実際の
行為や行動につながるということです。

訴えたいことをひとつのストーリーにするには、論理が不可欠なのです。
いくらいい言葉を用意しても、前後関係がしっかりと組み立てられていないと、
効果は半減します。

すべては最後の「なるほどね」のためにあるといっても過言ではありません。

プレゼンでも、具体的な例を出すのは、話をわかりやすくすると同時に、
実はその具体例こそが話の趣旨を象徴する結果になっているからです。

意外さを感じさせるのがポイントです。プレゼンでも、色んなところに
点をしかけておいて、それが線でつながっていくように工夫すればいいのです。

参照:
『一瞬で100のアイデアがわき、一瞬で1000人の心がつかめる本』(小川仁志著/幻冬舎)
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○   事実をいくら積み上げても、プレゼンの神様は微笑まない。
├○
└───────────────────────────────────┘

「ストーリー」というと、
どのような関連語を連想しますか?

おそらく多くの方が、
「クライマックス」をあげるのではないかと思います。

この言葉は、
語源をさかのぼるとギリシャ語で
「はしご」を意味する語だそうです。

プレゼンにも山場が必要。

平坦な構成だと眠たくなってしまいます。

ぜひみなさんもクライマックスを意識して、
のぼりつめていってくださいね!

 

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