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BOOK REVIEW書評

『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』(三浦 展著/朝日新聞出版)vol.155

こんにちは、

本日の一冊は

『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』

(三浦 展著/朝日新聞出版)です。

 


 
 

 

タテヨコ、です。

 

 

え~、もう金曜日!?

いつも突然感のある
メルマガですがよろしくお願いします。

さて、前から気になりながら
ずっと読めていなかった新書。

だって、分厚いんだもん。

ですが!

なんかすぐに読めました。
ぐいぐい読めました。

第一の消費社会:1912~1941年
第二の消費社会:1945~1974年
第三の消費社会:1975~2004年
第四の消費社会:2005~2034年

そんな年代の楽しい時代背景が
書いてあったからです!!

っていうかですね、
第四消費社会にすでに突入しているじゃないか!!

いま自分の頭の中にあることが、
本当に時代にあっていることなのか?

その検証のために読んでみたのですが、
まぁ驚きました!

「シェアの本質」がわかっていないと、
なにがつながればいいのか読み違い
しそうなので気をつけないといけないですね。

巻末に「消費社会160年史年表」も掲載されており、
もろもろ資料としても使えるはず。

60年史じゃないですよ!
160年史ですよ!!

新書にしては分厚いはずです!!

 

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『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』(三浦 展著/朝日新聞出版)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022734450/withup-22/ref=nosim

情報は物質とは違い、それを私有し、独占し、貯め込むだけでは
意味をなさない。それを他者に伝え、他社と共有しないと、
情報を持っていることの喜びを味わえないのである。

防犯、防災という意味でのセキュリティではなく、
人生全体の保障という意味でのセキュリティとして、
シェア型のライフスタイルが必要になるであろう。

第四の消費社会のもう一つの特徴は日本志向である。

このタテのつながりとヨコのつながりの話を私がしたら、
ある人に、タテのつながりはお寺の役割で、
ヨコのつながりは神社の役割ですねと言われて、なるほどと思った。

日本人の感受性とは「繊細、丁寧、緻密、簡潔にものや環境を
しつらえる」能力であり、そうした日本人の「美意識」「感覚資源」
こそが世界に貢献できると原は言う。

ロングライフとは、長い間、あまりモデルチェンジをせずに
ずっと残り続けるということである。(略)そうなると、
物をつくる人、選ぶ人、店をつくる人の目がぶれないことが重要になる。

二〇三五年になれば、たとえば団塊ジュニアが親から受け継いだ家は、
おそらく築五〇年から六〇年になる。

考えてみれば、人間にとって最大の消費対象は人生そのものであり、
究極の消費とは人生の成就であろう。

私はシェア型のビジネスの時代には、女性の活躍の場が増えると思う。

現代の消費者は「楽しいこと」ではなく
「うれしいこと」を求めているということである。

マンションに二〇年ほど遅れて、住宅地も管理する時代に入るのである。

現在日本では住宅の一三%が空き家であり、その数は八〇〇万戸である。

第二、第三の消費社会においては、地方は大量生産システムの
中の下請けにすぎない。しかし、第四の消費社会においては
伝統を活かした手仕事のほうが評価される。

今こそ、地方は、地方独自の歴史、伝統、文化を再評価し、
それらを踏まえた物づくり、デザイン、観光などを考えていくべきである。

参照:
『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』(三浦 展著/朝日新聞出版)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022734450/withup-22/ref=nosim

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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○                                
├○  うれしさを追求しろ!      
├○ 
└───────────────────────────────────┘

前回ご紹介させていただいた本ですが、
『「日本」の売り方』(保井俊之著/角川書店)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041102057/withup-22/ref=nosim
多くの方から反響をいただきました!

ありがとうございます。

なんだかつながってるって、
こういうことかな?
という感じですごくうれしかったです!

あ!!!

「うれしかった」
って言ってる。

たしか本日の参照引用文に、
「楽しい」ではなく「うれしい」が
キーワードになると書いてあったような。

う~ん、これは面白い。

 

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