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BOOK REVIEW書評

『5日間で「自分の考え」をつくる本』(齋藤孝著/PHP研究所)vol.268

こんにちは、

本日の一冊は

『5日間で「自分の考え」をつくる本』(齋藤孝著/PHP研究所)です。



『5日間で「自分の考え」をつくる本』(齋藤孝著/PHP研究所)

 

ゲシュタルト、です。





先日、

やはり、この人はすごい!

と思ったことがあります。





誰のことをすごいと思ったかというと、

明治大学文学部教授の

齋藤孝さんです。





メディアにもよく出て、

キレのあるコメントをされていますよね。





先日、あるメディア番組に

齋藤さんが出演されていたのですが

メディアに重宝される理由が

そういうことか!





とわかったのです。





アナウンサーが次のコーナーに

行こうとしたら、

まだVTRが編集中だったという

顛末がありました。





「え?V(ブイ)がまだ!?」

「間をつなげ?」





焦るアナウンサー、は、

おそらくカンペをほぼそのまま読み!





そこでコメンテーターとして着座していた

齋藤さんが切り出したのです。





「では、先ほどのランキングで言えなかった

●●の話題についてなんですが~」





と、見事にその「間」をつないだのです。





メディアに重宝されるわけが

はっきりとわかりました。





誰だって心の中で手を合わせて

「齋藤先生、ありがとう~」

って思いますよね。





齋藤さんの本はにたくさんありますが、

これは最近のお気に入りです。





・主張にいまいち自信が持てない



・どれもこれも大事だと思えて話が長くなる



・絞る力がないと思っている





方たちには非常に

参考になると思いますよ!





「自分の意見は2割程度でよい」

というのは勇気を与えてくれますよね。





残りの8割をどのように活用して、

自分の意見2割を引き立たせるか?





ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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『5日間で「自分の考え」をつくる本』(齋藤孝著/PHP研究所)

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何らかの「考え」を語ることで初めて、関係が生まれるのである。



重要なのは、対象にどういうこだわりを持ち、どういう目線で語るかだ。

その独特の“粘着力”や“偏愛”が、人を惹きつけるのである。



そこで重要なのが、キーワードをつくるという感覚だ。



ついでにいえば、どんな言葉でもカギ括弧を付ければ

キーワード風になる。



ある対象に接したら、「かならず比較して考える」という思考習慣を

つけてしまうことだ。その差異に着目することで、

対象の特徴を捉えることができる。



しかし常に全員が組織全体を見る習慣を持てば、たとえ対立があっても

合理的な結論に達しやすいはずだ。これを「システム思考」という。



藩よりも国全体を憂いたのが吉田松陰であり、

幕府よりも将来の日本を見据えたのが勝海舟だった。



システム思考とは、言い換えるなら「ゲシュタルト(形態)」で

ものごとを見るということだ。要素ではなく関係に着目するのである。



言葉を豊富に知っていなければ、自分の意見を詳細に表現することもできない。



そもそも「考える」とは、何かに刺激を受けることだ。



巷にあふれる情報をどう取捨選択し、組み合わせたり変換したりして、

自分のネタとして確立するかが問われている。

それはまさに「編集する」ということである。



その優劣を分けるのは、「コンセプト」だ。



「考える」の最上級は、意思決定して行動に移すことだ。





参照:

『5日間で「自分の考え」をつくる本』(齋藤孝著/PHP研究所)
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

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├○

├○   視点の置き方が、「アマ」と「プロ」の差である。

├○

└───────────────────────────────────┘



なかなかゆっくりテレビを見られないのですが、

今日はあらためて自分の視点がわかりました。





どんなコメンテーターが出ているか?

どんなコメンテーターがいなくなったか?





を冷静に見ています。





重宝される人には、

重宝される理由があると思います。

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