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BOOK REVIEW書評

『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』(適菜収著/講談社)vol.153

本日の一冊は

『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』

(適菜収著/講談社)です。

 

『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』(適菜収著/講談社)

 

 

B層、です。

 

 

B級ではありません。
B層です。

わたしは今年いちばん読み応えのある書籍を
本日紹介するつもりでした。

でも次回にまわします。

なぜか?

問題提起が必要だと感じたからです。
いわば、次回に続く伏線として
これに目を通す必要があるのではないか。

な~んて、思ったわけです。

わたしが本を読みながら笑うのは、
本当のことが遠慮なく書かれてあるときです。

というわけで、
今回の本は大笑いしながら読みました。

 

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『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』(適菜収著/講談社)

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B層は自分の頭で考えるのではなく、
A層から結論を与えられるのを待っている。

教養とは何か?
歴史に対する態度、革命に対する態度です。

教養人は歴史の背景を見抜きます。

A層は資本主義の原理によって動きます。
そこにB層がいる限り、B層に向けた経済活動を行います。

A層はB層の存在なくしては飯が食えません。
(略)こうしてA層は資本の論理に侵され、
B層はますますIQを下げていくのです。

驚異的な売れ行きを示しているハンバーガーチェーンがあります。
(略)ターゲットは主にB層です。要するに、「食べる」という
文化的行為に価値を置いていない人々ですね。
彼らは「食事を済ます」という表現を平気で使います。

大衆とは何か?
近代社会において伝統的なコミュニティーを
喪失した層が大衆です。

それでは一流とは何でしょうか?
ゲーテは「一流とは歴史を背負うことだ」と言います。

一流のものは、健全な時代が生みだします。
だから、B層社会では一流のものが生まれなくなる。

一方、一流のものを探すのは難しくありません。
一流の人間が「一流」と認めたものが一流だからです。

教養人は伝統に回帰するのではなく、伝統に生きるのです。

カネでしか価値を判断することができないのがB層です。

一流の技術は言葉では伝わらない。

それでは「アート」とは何か?
それは血統です。

宗教と政治は密接に絡み合っています。
宗教がわからない人間に、政治はできません。

B層の特徴は歴史を知らないことです。

ゲーテは現実と接点のないものを評価することはありませんでした。

駄菓子は駄菓子と判断すること。
一流のものと三流のものを見抜くこと。

参照:
『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』(適菜収著/講談社)
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というわけで、

 

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├○ 
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