本日から7月ですね。
早いです。
さて。
週末は久しぶりに
ビジネス書を読んでワクワク
したのでシェアしますね!
山口周さんってご存知ですか?
芝蘭はかれこれ9年くらい前から
ずっとチェックしている方です。
コンサルタントなのですが、
異色の経歴なのです。
哲学科卒業で、大学院では
美学美術史学専攻ですよ。
すごくないですか?
この経歴で
世界有数のコンサルティングファームで
仕事されていたわけです。
そしてなんといっても、
出版される本がほぼすべて
社会にインパクトを与える本でして、
読んだことがある人が多いと思います。
とくにこちら、
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 』
(山口周著/光文社)
https://amzn.to/3XKCIT9
代表作なので読んだことがない人は、
ぜひ一読しておいたほうがいいです。
さて。
ということで週末に読んだ本は
今年の4月に発売されたこちらです。
↓↓↓
『クリティカル・ビジネス・パラダイム』
(山口周著/プレジデント社)
https://amzn.to/3xEtvRT
読み応えがありました。
面白くてですね、あっという間に
読んじゃいました。
引用したい箇所は山ほどありますが、
絞ってお伝えします。
WHAT:クリティカル・ビジネス・パラダイムとは何か?
答え:社会運動、社会批評としての
側面を強く持つビジネスのこと
WHY:なぜクリティカル・ビジネス・
パラダイムが求められるのか?
答え:従来のアファーマティブ・ビジネス・
パラダイムでは競争優位も持続可能性も保てないから
HOW:どのようにクリティカル・ビジネス・
パラダイムを実践できるのか?
答え:哲学的・批判的な考察によって
新たなアジェンダを生成し、アジェンダに共感して
集まったアクティビストと協同すること
クリティカル・ビジネスの実践者は、
社会で見過ごされている不正義や不均衡を批判し、
改善するための行動を起こすことによって価値を創造します
本当に考えなければならないのは
「SDGsの17個のアジェンダについては実行あるのみ。
ところで、あなたは18番目に何を掲げたいのですか?」
ということです。
ここで重要な論点は
「アジェンダが社会的であるかどうか」ではなく、
「そのアジェンダが少数派のものなのかどうか」
ということです。だからこそ、私は
「ソーシャル・ビジネス」と「クリティカル・ビジネス」
を分けて考えるのです。
クリティカル・ビジネスでは、
顧客は単なる商品やサービスの購入者というだけでなく、
そのビジネスの背後になる価値やメッセージに共感し、
これらを共有・発信する存在となります。
つまり、顧客自らが発信者となり、
クリティカル・ビジネスを実践する企業の
ブランディングや顧客開拓に協力してくれるわけです
言うならば、これからの社会運動は、
運動の当事者の問題ではなく
「遠くの他者」や「未来の他者」の問題を
解消するための運動に変わってきているのです。
参照:『クリティカル・ビジネス・パラダイム』
(山口周著/プレジデント社)
https://amzn.to/3xEtvRT
この本はぜひ読んだ方がいいですね。
そう、先ほどこの著者が
異色のキャリアだとお伝えしました。
それって、いまの時代に
大きなアドバンテージだなと
思うわけです。
なぜか?
哲学科卒業で、大学院では
美学美術史学専攻の著者といいました。
歴史上において、
哲学者やアーティストが
社会でどんな立ち位置にいたか?
ということを考えれば
わかります。
社会のあり方に対して批判的な眼差しをむけて、
警鐘をならしてきたのは、
おもに哲学者やアーティストですね。
なので、
山口周氏の本は、
これからのビジネスの未来を
予見するためのものでもあり、
新しい時代に広がるであろう、
広大な世界の「絵」を示してくれています。
予言好きの芝蘭としては、
いま唯一、読むビジネス書の著者
といってもいいかもしれません。
本日の引用は著書の1割にも
満たないです。
『クリティカル・ビジネス・パラダイム』
(山口周著/プレジデント社)
https://amzn.to/3xEtvRT
ぜひこれからの未来に
備える一冊としてお読みください。
今日もすばらしい一日を!