『AI経営で会社は甦る』(冨山和彦著/文藝春秋)vol.398

2017年04月11日

こんにちは、
本日の一冊は、
『AI経営で会社は甦る』(冨山和彦著/文藝春秋)です。

『AI経営で会社は甦る』(冨山和彦著/文藝春秋)

リアル・フィジカル、です。


読み応えがありました!


日本には本当に
がんばってもらいたい!


という思いが文章から
ひしひしと伝わってきました。


著者は冨山和彦氏です。


3年前の著書ではキーワードは、
グローバル(G)とローカル(L)でした。


※振り返りたい方はこちら
http://www.shirayu.com/letter/2015/000585.html


では2017年の今は、
なにがキーワード?


鍵は、
L(ローカル)とS(シリアス)
だそうです!


シリアスは、
この本を読めばわかりますが
日本が得意とするところです。


日本がんばれと
思わず力が入ってしまいます。


流行りのAIを取り上げて、
仕事がなくなるとか
そういう話でなく、
骨太の勝利のシナリオです!


先生業、コンサルタント業の方は
ぜひしっかり熟読ください。

 

 

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『AI経営で会社は甦る』(冨山和彦著/文藝春秋)

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もう一つ、大きな潮流の変化が
カジュアルからシリアスへのシフトである。

(略)競争激化もあって、
多くのプレイヤーが次第に
その事業ドメインをよりリアルで
シリアス(serious)な領域、
たとえば医療や金融決済のような
「Sの世界」にシフトし始めている。

日本企業の多くは今までの
「デジタル革命」×「グローバル化」×
「Cの世界」という組み合わせのゲームでは、
はっきり言って負け組だった。しかし、
これからは「デジタル革命」×「ローカル化」×
「Sの世界」という組み合わせの
ゲームが重要になってくる。

いわゆる「ファブレス」化的な現象が、
エレクトロニクス産業以外の
製造業にも広がってくる可能性が高いのだ。

大きな変化、それも不連続で破壊的な
変化が起きるとき、既存事業者が
今まで積み上げてきた経営「資産」は、
あっという間にレガシーコストという
経営「負債」に変わってしまうことがある。

限界費用がゼロということは、
参入障壁が低いことを意味する。

また、外食産業では、厨房の仕事は
かなりの割合で、強化学習されたAIによって
調理能力を高めたロボティクスに置き換えられる。

AIやIOTと梃子に事業展開するときに、
どこまでが協調領域で、
どこからが競争領域なのか、
この的確な峻別が勝ち負けの大きな鍵となる。

自動運転でも介護でも建設でも、
リアルな産業のバリューチェーンの末端は
現場メンテナンスなどのサービスが必要になるため、
ローカルな要素が強くなる。

川上か、川下へのシフトができなかった
メーカーは死ぬしかない。実際、相対的に
ダメなほうから退場を余儀なくされている状況で、
サンヨーしかり、シャープしかりである。

いちばん狙い撃ちされるのは、
典型的なグローバル製造業だ。
結局、相対的にモジュラー化が進んでいる
産業から撃たれていく。

そうはいっても「熱」「質量」「耐久性」と
戦わねばならないメカトロニクスでは、
モジュラー化が進んだとしても、
モジュールの中にすり合わせ要素が残るので、
すり合わせが得意な日本のメーカーが
戦う余地はある。

ドイツに比べると、日本は
モジュラー型の産業モデルが弱い。

たとえば、航空機メーカーのボーイングが
やっているのも組み立てだけだ。
すり合わせ的な要素はすでに個々の
コンポーネント(部品)の中に
閉じ込められているから、技術的蓄積はむしろ
部品を提供している日本やヨーロッパの
一部の産業クラスターの中にこそ残っている。

デジタル革命の主戦場が
リアルの世界に移るということ、
しかもスマイルカーブ現象が
起きるということは、じつはL型産業
(顧客対面型、労働集約型のサービス産業や
農業などの地域密着型産業)に大きな
チャンスが到来することを意味している。


参照:
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というわけで、




▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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Sの世界に目を凝らそう。

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デジタル革命の波に
がっつりと飲み込まれたとき、
なにが起こるのか?

ということが書いてありました。

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1.ビジネスサイクルの短命化
2.製品・サービス・機能の標準化・モジュラー化
3.スマイルカーブ現象
4.小さいこと、若いこと、の優位性向上
5.トップ経営力の時代
~~~~~~~~~~~

だそうです。

そういえば、

経営大学院のマーケティングの講義で
「モジュラー化」ということを
キーワードとして議論していたことが
思い出されました。

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