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BOOK REVIEW書評

『ノヤン先生のマーケティング学』(ノヤン先生著, 庭山一郎著/翔泳社)vol.465

本日の一冊は、
『ノヤン先生のマーケティング学』(ノヤン先生著, 庭山一郎著/翔泳社)です。

『ノヤン先生のマーケティング学』(ノヤン先生著, 庭山一郎著/翔泳社)

戦闘教養、です。

配信が遅くなりました!

フクロウのノヤン先生なので、
文体の末尾が、

「~なんじゃ」
となっていたりします。

最初は違和感があっても、
すぐに慣れます。

マーケティングの復習に
なるところもあれば、
あれこれしらなかった!

ということもあると思います。

それにしても、
イノベーターへの殺し文句が
ウケましたね。

どんな言葉かわかりますか?

それは、
「これはまだ誰も持っていない!」
です。

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『ノヤン先生のマーケティング学』(ノヤン先生著, 庭山一郎著/翔泳社)vol.465
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798137669/withup-22/ref=nosim
<kindle版>
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会社が売りたいのはドリル、
でも顧客が欲しいのは穴。

マーケットを細分化し(segmentation)、
その中から勝てる土俵、つまり
ターゲットセグメントを探し(targeting)、
そのセグメントの中の人や企業に対して
ベネフィットを宣言する(positioning)
というフレームワークは、
マーケターの最も重要な仕事なんじゃ。

STPを統計学的に説明しようと思えば、
ランチェスターを使うのが最も
判りやすいと言われておるくらいなんじゃよ。

(略)弱者は勝てる状況を探すか、
自ら戦略的に勝てる状況を作り出す
しかないのじゃよ。つまり、
局地戦の状況を作ることは、
言い換えれば、市場を細分化する
ということになるんじゃ。

BtoBなら企業プロファイルの
セグメントは、業種、業態、規模
(社員数・売上・資本金など)、
企業形態、地域などによるんじゃ。

戦闘教養のポイントとは何か?
と聞かれれば、それは日頃から
その勝ちパターンを使いこなせるように、
十分な準備と訓練を重ねなければ
ならない、ということじゃろう。

これからは地域のシェアではなく、
このLTVの中のシェアを獲得
しなければ生き残れない時代になったんじゃ。

BtoBのマーケティングの設計で
重要なのは、見込み客リストの
獲得から案件化、または受注までの
それぞれのフェーズで取れる情報と
取れない情報、それと、ここで
取るべき情報と取る必要のない情報を
分けて設計することなんじゃ。

これを整理して年間のマーケティング計画に
落とし込めれば、かなりレベルの高い
マーケターと言えるじゃろうな。

じゃからBtoCのマーケティングは
徹底的に感情、つまりエモーショナル
な部分に訴える手法を採るんじゃ。

じゃからワシは、基本設計から
データマネジメント、コンテンツ
マネジメント、そして解析までを
一元管理しなければ良い結果は
望めないと考えておるんじゃ。

では、どうしたら全体最適に
組み立て直せるんじゃろう?
一番大事なのはプロセスの評価を
変えることじゃ。

必ず、後工程から前工程を
評価するという考え方に変えることじゃよ。

でも武道の世界でよく言うじゃろ、
「3年稽古するよりも、
3年かけて最良の師匠を探せ」とな。

一方、マーケティング部門に
配属されるのは、営業とは異なる
マインドセットを持ち、本をたくさん
読んでいてボキャブラリー豊富で、
作文や資料作りがうまい人が多いんじゃ。

参照:
『ノヤン先生のマーケティング学』(ノヤン先生著, 庭山一郎著/翔泳社)vol.465
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798137669/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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誰に、なにを、いくらで売るか?
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今回もたくさん線をひいたのですが、
なかなかすべて引用できず。

興味のある方はぜひご覧くださいね。

非常にきれいにまとまっています。

最近よく見かけるがちゃがちゃした
余計な装飾がない。

ちゃんと本が読める人にはよい本です。

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