SCROLL

BOOK REVIEW書評

『デザインコンサルタントの仕事術』(ルーク・ウィリアムス著/英治出版)vol.282

こんにちは、

本日の一冊は

『デザインコンサルタントの仕事術』(ルーク・ウィリアムス著/英治出版)です。

 

『デザインコンサルタントの仕事術』(ルーク・ウィリアムス著/英治出版)



テンションポイント、です。





もう金曜日ですか!?

早いですね。





さて今日もはりきっていきましょう。





やはり、

イノベーション系です!





芝蘭さんは

本当にイノベーション系が好きですね、

と言われそうですが

懲りずにいきます。





また今回もタイトルに、

『デザインコンサルタント』という

キーワードがありますが、





デザイナーじゃないから関係ない!

と思わないようにしてください。





どうやって常識を打ち破っていくか?





とにかく「常識周辺」に

ビジネスチャンスなんてありません!





じゃあどこにあるのか?

それが今日のキーワードですね。





●ペインポイント(痛いところ)

ではなく、

●テンションポイント(イライラするところ)





だというのです。





じゃあ、観察すればいいんですか?

じゃあ、インタビューすればいいんですか?

じゃあ、やはり差別化ですか?





とか思いますよね。





ただ、そのためのやり方があるのです。





今回も盛りだくさんすぎて、

引用が追いつきませんでした。





巻末に本書のまとめをシートに整理してあります。





これ↓

STEP1 破壊的仮説を立てる

STEP2 破壊的チャンスを見つける

STEP3 破壊的アイデアを生み出す

STEP4 破壊的ソリューションを仕上げる

STEP5 破壊的プレゼンで売り込む





「必要性」から「意欲」へ

気持ちを動かしていかないとダメです。





「差別化」なんていう言葉を

使っているのが恥ずかしくなる本です。

 

 

————————————————————————

『デザインコンサルタントの仕事術』(ルーク・ウィリアムス著/英治出版)

<Amazonで購入>

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862761925/withup-22/ref=nosim





破壊的思考は5つの段階を通じて進行していく。



1.破壊的仮説を立てる

2.マーケットに眠る破壊的チャンスを見つける

3.破壊的アイデアをいくつか生み出す

4.アイデアを単一の破壊的ソリューションに仕上げる

5.破壊的売り込み(プレゼン)を行い、社内、社外のステークホルダー

から投資や賛同を得る



簡単に言えば、破壊的仮説とは

「○○したら、どうなるだろう?」の空欄を埋めたものだ。



アイデアを実現可能なものにできなければ、価値は生まれないのだ。



何が常識か?



あなたが身を置いている状況について、「もしも」の破壊的仮説を

3つ作ってみよう。1つは逆転、1つは否定、

1つはものごとのスケールのアップ・ダウンによるものとする。



洞察力があるかどうかは才能の問題ではない。

意識の問題である。



アイデアとソリューションは何が違うかと言えば、後者は常に

実現可能なものだ。そうでなければ、本当のソリューションとは言えない。



いちばん一般的な答えは「ペインポイント」、つまり痛いところだが、

残念ながら、大体それは間違っている。



だが、小さくて、一見して支障のないところこそ、イノベーションの

可能性が豊富に眠る領域である可能性が非常に多い。



目立って痛むところを探すより、もっとわかりづらい、

問題とみなすには小さすぎるような「テンションポイント」、

つまりイライラが溜まっている点を探す―そして改善する―

ことに時間を割くべきだ。



目先の欲求と長期的な利益のあいだに存在するストレスを探そう。



ストレスがある(と観察される)ところには、すき間がある。

すき間を見つける(=洞察する)ことができれば、

そのすき間を埋められる(=チャンスがある)。



こうした洞察を生み出すものは、まさしくパターン認識の能力だ。



何を発信しているのか?

何に挑戦しているのか?

何を引き起こしているのか?





参照:

『デザインコンサルタントの仕事術』(ルーク・ウィリアムス著/英治出版)
<Amazonで購入>

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862761925/withup-22/ref=nosim

————————————————————————

 

というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

┌───────────────────────────────────┐

├○

├○   「才能」のせいにするのは、いますぐやめよう。

├○

└───────────────────────────────────┘





経営思想家として有名な

ゲイリー・ハメルの言葉も紹介されていました。





「戦略ポートフォリオは、

多様性のあるアイデアで構成されているだろうか」





うーん、かっこいい。





社内でのアイデアの総数と、

スタートさせた実験の総数に

正比例するそうですよ!





え?何が正比例するかというと、

企業が新たに富を生み出す確率です。





やはり常識の中に、

ビジネスチャンスなどありませんね。

芝蘭友の書評メルマガご登録はこちらから

CONTACT

お問い合わせ