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BOOK REVIEW書評

『経営者に贈る5つの質問』(P.F.ドラッカー著、上田惇生翻訳/ダイヤモンド社) vol.254

こんにちは、

本日の一冊は

『経営者に贈る5つの質問』(P.F.ドラッカー著、上田惇生翻訳/ダイヤモンド社)です。







5つの質問、です。

世の中のリーダーたちは、

本当に大変です。





顧客のニーズも、

世の中のツールも、

めまぐるしく変わっていく。





人口減少社会において、

いったい何をどう仕掛けていけばいいのか?





どう舵取りをしていけば

いいのでしょーかー!?





です。





本を毎週ご紹介している

わたしが言うのもなんですが、

本に答えなんか書いてありません。





答えが書いてあったら、

とっくに本読むのをやめています。





20代から年間1000冊ペース。

30代は経営大学院に通っていたこともあり、

ややペースが落ちて800~900冊。





年間図書購入費は

もう50~60万円ですからね。





でもなぜ読み続けるの?





なわけです。





おそらくそれは、

新たな「問い」を得たいからだ

と思います。





答えなんてどこにもないから、

自分で問いを立てて

動かなければならない。





であれば、

いかに自分によい問いを

投げ続けられるか?





これが勝負のカギを

にぎると思います。





ミッション、

ビジョンというのは

横文字になると途端に恰好よく見えますが、

その本質は泥臭い現実だったりします。





ターゲットがいまいちよくわからない!

という人には、

目が覚める問いがありました。





例えば、これ↓





「あなたの組織は、

誰を満足させたとき成果をあげたと言えるのか?」

この質問に答えるならば、

その答えが、そのまま顧客は誰かを教える。





です。





ぜひ良質な問いを

自分の中に注入していってください!

 

 

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『経営者に贈る5つの質問』(P.F.ドラッカー著、上田惇生翻訳/ダイヤモンド社)

<Amazonで購入>

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478006547/withup-22/ref=nosim





1 われわれのミッションは何か?

2 われわれの顧客は誰か?

3 顧客にとっての価値は何か?

4 われわれにとっての成果は何か?

5 われわれの計画は何か?



ミッションとリーダーシップは、読むもの、聞くものではない。

行うものである。



あらゆるものが変わる。ニーズも変わる。

したがって、すでに起こったものを探さなければならない。

機会となり、問題となるものを見つけ出す。



人と能力に限界があるなかで、どこに力を入れ、

成果をあげるかが問題である。何を成果とし、何を活力の源とするか。



重要なのは、言葉の美しさではない。

あなたがあげる成果である。



ミッションは、何を行うべきかとともに、

何を行うべきではないかを教える。



「あなたの組織は、誰を満足させたとき成果をあげたと言えるのか?」

この質問に答えるならば、その答えが、

そのまま顧客は誰かを教える。



ミッションが責任を規定する。



ミッションとは今日を超えるものであって、

かつ今日を導くものである。



いずれへ資源を集中するかを示すものがゴールである。

それは組織が本気であることを示す。



自己評価のプロセスに終わりはない。

リーダーたる者は、つねに自らを研ぎすまし、

焦点を変えていく必要が ある。満足してはならない。





参照:

『経営者に贈る5つの質問』(P.F.ドラッカー著、上田惇生翻訳/ダイヤモンド社)
<Amazonで購入>

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478006547/withup-22/ref=nosim

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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!

┌───────────────────────────────────┐

├○

├○   終わることのない、「問い」を持つ。

├○

└───────────────────────────────────┘





私は、「質問」に対するスキルも

つねに磨いています。



コンサルティングの現場では、

いかに核心に迫る質問ができるか?



が成否をわけるからです。



先日も、ある経営者の方の

ビジネスプロフィールコンサルティングをしました。



私がある質問をしたところ、

「いままでそんな質問されたことがない!」

と驚いておられました。



こういう場合は、

たいてい本質をついた

「きらめく答え」が返ってきます。

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