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BOOK REVIEW書評

『私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ』サム・ウォルトン著 vol.83

こんにちは、

本日の一冊は

『私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ』サム・ウォルトン著

です。

 

『私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ』サム・ウォルトン著

 

 

出店戦略です。

 

 

ESLP(エブリデイ・セイム・ロー・プライス)
といえば、
ウォルマート!

創業者のサム・ウォルトンは、他店を見学している時間の方が
長かったのではと言われている実業家。

最近、本当に心を熱く動かされるビジネス書に出会えず、
いろんな意味で危機感を感じていました。

ほとばしる情熱。勇気。希望。
読み終えたあとに起こるあの快感。激しい衝動。
どこへ行ってしまったんでしょうかね。

私が歳をとってしまっただけでしょうか。

「へンリー・フォードを除けば、サム・ウォルトンこそ
今世紀最大の実業家だろう」と言うのは、
『エクセレント・カンパニーズ』の著者トマス・ピーターズ。

自伝にして自伝にあらず。
顧客志向のマーケティングと書籍には書かれて
ありますが、それも正確ではありません。

まさに国盗り物語。
かっこいい言葉で言えば、出店戦略そのもの。

さらに、サム・ウォルトンのすさまじい情熱が
ウォルマート帝国を築き上げたのだとわかります。

文章の語り口もよく、本当にサムが語りかけているようです。

そしてなにより、ひとりの男の人生を余すことなく
ここに詰め込んだ情熱が伝わってきます。

 

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『私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ』(サム・ウォルトン著/講談社)

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私の自慢できるただ一つのことは、アメリカ中のどのチェーンの
トップよりも、私のほうがより多くの店の実例を
見学(ストア・コンパリゾン)していることだ。

栄光を求める人間には偉大なことはできない。

それからおよそ二〇年後のウォルマート初期の経営戦略を
知っている人は、私の妻ヘレンのこの言葉がその後の
方向を決めたのだとわかるだろう。小さな町に出店するというのが、
ウォルマートの初期の出店戦略だった。

最大の問題は、ヘルス&ビューティー商品(衛生・美容商品、以下HBA)
を低価格で買い、在庫を持つことだった。これが初期の
ディスカウントストアの商品戦略だったのである。

ゲリー・ラインボース
「サムは買い付け旅行に一定の公式を持っていた。旅費は
仕入額の一パーセントを超えるべからず、というものだ(略)」

ジム・ウォルトン
「臨機応変でなければならない、というのが父の口癖だった」

わが社の手法とは、本拠地を中心に手の届く範囲に出店し、
飽和状態になるまで一つの商勢圏を寡占していく、というものである。

じゅうたん爆撃型多店化作戦は結果的に
広告費を節約するのに大いに役立ったのである。

上空から出店立地を探すという点では、わが社はおそらく
他社に一〇年は先んじているだろう。

上空からは交通の流れ、町や市街の発展状況、
競合店の場所まで確かめられる。

(略)こうした物流センターは全国の各営業地域に二〇あり、
その大半は、各店舗から一日のトラック走行距離内、
つまり約三五〇マイル以内にある。

トマス・ピーターズ
「おそらくヘンリー・フォードを除けば、サム・ウォルトンこそ、
今世紀最大の実業家だろう」

 

参照:『私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ』(サム・ウォルトン著/講談社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406256677X/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

 

●「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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本当にそれは、情熱か?

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なんだか、表紙のサムの写真を見ていると
とても癒されます(笑)

表情に人生が出ていますね。
すごく素敵!

この本を読んだあと、
なにか落ち込むことがあっても
表紙を見るだけで元気になれると思います^^

 

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