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BOOK REVIEW書評

『アリさんとキリギリス ―持たない・非計画・従わない時代』(細谷功著/さくら舎)vol.382

こんにちは、
本日の一冊は、
『アリさんとキリギリス ―持たない・非計画・従わない時代』(細谷功著/さくら舎)です。

『アリさんとキリギリス ―持たない・非計画・従わない時代』(細谷功著/さくら舎)

キリギリス、です。

質問です。

いまの時代は、

・決定論か
・確率論か

よりどちらの考え方を
理解しておかねばならないか?

と聞かれたら
どう答えますか?

書店に行けばわかりますね。

確率論の本の
なんと多いことか!

です。

そもそも
決定論と確率論は
なにが違うのか?

明確な因果関係に
支配される世界は、決定論。

本日紹介する本にも書いてありますが、

物理法則のように、
特定の条件を与えれば
同じ結果がでるよね!

という世界ですね。

では、
確率論の世界は?

というと、

やってみなけりゃわかりません!
という世界です。

不確実性の高い時代に、
こちらが優位になるのは
当然でしょう。

こうすればこうなる!

なんて誰にも
わからないわけですから。

ということで、

本日はイソップ物語の
アリとキリギリスを
「善悪」ではなく
「次元」の違いでとらえた一冊です。

メタファーの中に、
いまの時代をとらえた文脈が
たくさんつまっていました。

 

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『アリさんとキリギリス ―持たない・非計画・従わない時代』(細谷功著/さくら舎)

<Amazonで購入>
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4865810757/withup-22/ref=nosim

変化の激しさは、求められる
人間の知的能力にも影響を与えます。
変化が激しくなるということは、
一度習得した知識があっという間に
陳腐化してしまうことを意味しています。

(略)「単に知っている」ことは
人間の領域ではなくなり、そこから
いかに創造性を発揮できるかが
人間の存在意義になっていきます。

創造性は多様性と表裏一体のものです。

金銭欲や物欲のために「お金を貯める」
ことの価値が下がり、精神的な充足感を得るために
「お金を何に使うか」が重要になってきています。

「ワークライフバランス」と聞いて、
「その通りだ」と思うのはアリの価値観ですが、
キリギリスはこの言葉そのものの意味が
理解できません。そもそも、
「ワーク」と「ライフ」は表裏一体のものだからです。

キリギリスは肩書そのものには
何の興味もありません。
何をやるのか、何ができるのかが重要だからです。

「結果の平等」を重んじるアリと
「機会の平等」を重んじるキリギリスの
価値観の違いです。

キリギリスは、他者と比較できない
独自の変数を探すことで、いかにして
「競争しない」ようにするかを意識しています。

川上はまだ「何もない状態」ですが、
川下に行くにしたがって、ヒト・モノ・カネや
知識など、さまざまなものが蓄積されていきます。
したがって川下では「量」が大事になりますが、
川上では「質」の方が重要です。

広い視野を持つことは、
「自分が間違っているかもしれない」
と思うことです。

参照:
『アリさんとキリギリス ―持たない・非計画・従わない時代』(細谷功著/さくら舎)
<Amazonで購入>
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4865810757/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
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確率論の時代では、
「やってみて判断する」が正解。

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キリギリスかどうかを知る
ポイントをいくつか紹介します。

・他の人が知らなさそうなものを志向する

・行列に並ぶのが嫌い!

・プロジェクトチームを組む。終われば解散

・やってみなければわからないと思っている

・論理の飛躍も恐れない

です。

どうでしたか?

キリギリスの特徴に
当てはまっていますか?

 

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