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BOOK REVIEW書評

『問題解決のジレンマ: イグノランスマネジメント:無知の力』(細谷功著/東洋経済新報社)vol.302

こんにちは、

本日の一冊は、

『問題解決のジレンマ: イグノランスマネジメント:無知の力』(細谷功著/東洋経済新報社)です。

 

『問題解決のジレンマ: イグノランスマネジメント:無知の力』(細谷功著/東洋経済新報社)

 

知の境界線、です。

 

 

なんとなくまだ
火曜日配信が慣れません。

私の秘書に、
「火曜日配信!メルマガ!」と
カレンダーに書き込んでおくように
お願いしています。

今日は思考系の本です!

まぁ、よくもここまで思考のレベル感を
図解するなと感心しました。

無知の力を活かそうよ!

という話です。

イノベーションも「特異点」を見つける人に、
運命の女神がほほ笑むわけです。

思考のレイヤーをあげろ!
ということは、
よく私もメルマガでほえていますが、
その話です。

メタ視点って何?
どうやって次元を変えるの?

ということが、
アリとキリギリスのたとえで
詳細に書いてあります。

読み応えのある本でした。

 

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『問題解決のジレンマ: イグノランスマネジメント:無知の力』(細谷功著/東洋経済新報社)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492557415/withup-22/ref=nosim

インターネット上の検索エンジンを用いた情報検索がある。
(略)本当に「知らないことすら知らない」ことは、さらに
その外側に無限に広がる「キーワードすら思い浮かばない」
領域にあるはずなのである。

「分ける」ことと「つなげる」こととは、言い換えれば、
「分類」と「関係づけ」となる。

例えば言語能力もほとんどが「分ける」ことと「つなげる」
ことの連続である。

知識を表現する上で不可欠な構成要素は「言葉」であり、
「数」であり「概念」である。(略)これらに共通するのが「抽象化」である。

知識は遅かれ早かれ陳腐化する。

問題発見のためにまずすべきことが「何を知らないか」に
目を向けることである。

ソクラテスが問題にしているのは知の広がりという「横方向」の
話ではなく、それを上から見られるかという「縦方向」の話なのである。

「イグノランスマネジメント」は、英語圏ではしばしば用いられる言葉
ではあるが、(略)共通しているのは「すでに知っていることだけではなく、
知らないことに着目し、活用する」ということだけである。

メタ認知とは、「気づき」のための視点である。気づきがなければ
その先の進歩は一歩もない。

そもそもリスクマネジメントとは、「『想定外』を想定しなければならない」
という構造的ジレンマを抱えている。

言い換えれば、アリは「ナンバーワン志向」で、
キリギリスは「オンリーワン志向」である。

イノベーターは、特異点にいち早く着目し、それを肯定的に捉え、
主流になった姿を想定して、長期的視点に立って、
投資や施策で先手を打ってくる。

「次元」とは日常生活でいうと「変数の数」あるいは
「視点の数」と言ってもよい。

「メタ」とは大和言葉で表現すれば「気づき」ということになる。

参照:
『問題解決のジレンマ: イグノランスマネジメント:無知の力』(細谷功著/東洋経済新報社)
<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492557415/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○    ジレンマを超える「柔らかい頭」を手に入れよう。
├○
└───────────────────────────────────┘

冒頭の言葉は
いろいろ迷いました。

・次元
・知の境界線
・イグノランスマネジメント

どれをとってもこの本の
本質にせまれそうでしたが、
今日は「知の境界線」をチョイスしました。

 

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