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BOOK REVIEW書評

『2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する』(英『エコノミスト』編集部著/文藝春秋)vol.195

本日の一冊は

『2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する』

(英『エコノミスト』編集部著/文藝春秋)です。

 

『2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する』(英『エコノミスト』編集部著/文藝春秋)

 

 

3880パーセント、です。

 

 

やっと読みましたよ。

あの分厚い本!!

ちょっと持ち歩きして読むということが
なかなかできずに時間がかかりました。

ま、それは言い訳ですね。

40年後の未来を
予測した本です。

いや~、漢字も多いし、
読みにくいったらありゃ~しない。

書店でも必ず置いてある本なので、
みなさんはもうとっくに読んでおられるのでは?
と思いますがお伝えしておきます。

●人口の配当を受ける成長地域
●人間と病気の将来
●経済成長がもたらす女性の機会

で、

●バブルと景気循環のサイクル
●情報技術はどこまで進歩するか
●距離は死に、位置が重要になる

などについて書かれています。

予言が当たる!予言が当たらない!

なんて騒ぐのは、
素人です。

自分のいまいる世界にひきつけて
そこから何を読み取るか?

ぜひそんな使い方をしてほしいと思います。

 

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『2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する』(英『エコノミスト』編集部著/文藝春秋)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163755004/withup-22/ref=nosim

ナイジェリアの人口は四億人に近づき、アメリカを凌駕する勢いを持つ。

出生率の低下は、ある世代のみが突出して多いという現象を生み出し、
その世代が年齢層のどこにいるかで、その国の経済が変わってくる。

貧困諸国においては、操作と運搬がたやすい安価な機器が、
医療関係者の不足を補うこととなるだろう。

政府は対応策として、“デジタル版権利章典”を制定して、
顧客データの所有権と、第三者によるデータ利用の条件を
明確化する可能性が高い。

視覚芸術の重心は東へ移動している。

中国が美術品を買うのは、豊かになってきているからだが、
湾岸の産油国はすでに豊かだ。彼らが金を使うのは、
金を使い果たしたあと、観光客の誘致で食べていくためなのである。

世界における宗教の勢力図が大きく変わるようなことは、
現在から二〇五〇年までのあいだに、救世主が本当に
現われでもしないかぎりない。

ゴールドマン・サックスの試算では、インドの道路を走る車の数は、
二〇五〇年までに三千八百八十パーセント増加する。

今後四十年間にひとりあたり実質GDPが最も大きく
成長するのはアジアの発展途上国(四・七パーセント)で、
サハラ以南のアフリカ諸国(四・四パーセント)、中東と
北アフリカ(三・九パーセント)がこれに続く。

二〇一〇年には、世界経済の五・八パーセントを占めていた
日本のGDPは、二〇三〇年には、三・四パーセントになり、
二〇五〇年には、一・九パーセントになる。

科学的に言えば、未来は生物学にある。

世界銀行によると、典型的な発展途上国で百人あたりの
携帯電話台数が十台増えれば、GDP率を〇・八ポイント
押し上げる効果があるという。

投資銀行やその他の金融機関にコンピューターシステムを
構築する業者は、位置の問題に過敏なまでの神経を
使わなくてはならない。
高頻度取引で競争相手に百万分の一秒遅れを取ると、
年間では数千万ドル単位の利益が失われるかもしれないからだ。

バイオテクノロジーも低価格化すると見ていい。

参照:
『2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する』(英『エコノミスト』編集部著/文藝春秋)
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163755004/withup-22/ref=nosim
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というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○   「悲観論」より「楽観論」がより、リアル。
├○
└───────────────────────────────────┘

絶滅種の復活!

おそらく一番乗りするのは、
マンモスだろうと書かれていました!

へぇ~、マンモス!!

冷凍標本の保存状態が優れているのは
もちろんですが、マンモスの良質な細胞を
取り出す努力がはじまっているのだとか。

メルマガ配信に時間がかかったのは、
胚移植されるであろうインド象について
調べていたからでした。

完全に、脱線。

 

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