SCROLL

BOOK REVIEW書評

『嘘の見抜き方』(若狭勝著/新潮社)vol.217

こんにちは、

本日の一冊は

『嘘の見抜き方』(若狭勝著/新潮社)です。

 

『嘘の見抜き方』(若狭勝著/新潮社)

 

 

4分類、です。

 

 

遅くなりました!

無事、成田空港に戻ってきました。

いま成田エクスプレスの中で
メルマガを書いています。

さて、今日は
いきなり本題にいきましょう!

「人のウソを見抜かなければならない」

というのが仕事という人の話です。

それを見誤ると、
誰かの人生を狂わせてしまう
とても重大な仕事です。

さて、その職業は?

というと、

はい、
検事です。

いまは弁護士になっているので
元検事です。

タイトルは、
「嘘の見抜き方」となっていて
いやらしい感じがしますが
毎回伝えているようにタイトルは
出版社都合が多いので無視。

私はこの本を読んで、
やはり!と確信したことがあります。

有効な質問を縦横無尽に
使いこなせなければならない。

「質問」が下手くそだと、
心を開いてもらえない!

「質問」が下手くそだと、
核心に突き当たらない!

です。

 

————————————————————————
『嘘の見抜き方』(若狭勝著/新潮社)

<Amazonで購入>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106105195/withup-22/ref=nosim

1)自分を守ろうとする「防御の嘘」
2)自分を大きく見せようとする「背伸びの嘘」
3)他人を陥れようとする「欺瞞の嘘」
4)他人を守ろうとする「擁護の嘘」

嘘と向き合うには、人それぞれに複雑な感情を抱えていることを
知らなくてはならないということです。

心証とは、言葉や行動から受ける印象のこと。

嘘がうまい人に多いのが「話のすりかえ」です。

足のつま先が正面ではなく、全然違う方向に向いているということは、
正面の人にきちんと相対して座っていないということです。

「胴体(へそ)の方向」にも同じようなことが言えます。

つまり、嘘を見抜くには、まずもって「事実が何であるか」
をつまびらかにすることが必要なのです。

このとき「木」をイメージして追及することをおすすめします。
事実の大筋は幹、個々の事実は枝、さらにディテールは葉を
イメージします。このとき、一箇所の枝葉を丹念に聞くより、
幹や枝葉の間をどんどん飛ぶように質問するほうが、
相手の供述の綻びを引き出すことができます。

嘘をついている人間でも、嘘の分量は少なくしたいと
考えているので、答えやすい質問には真実を話すことが多い。

同じ質問を繰り返さないというのは、
私が検事時代に特に気をつけていたことです。

事故や事件の取り調べをしていると、人は「距離」「時間」「速度」「色彩」
の記憶が非常に弱いということに気付かされました。

参照:
『嘘の見抜き方』(若狭勝著/新潮社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106105195/withup-22/ref=nosim
————————————————————————

 

というわけで、

 

▼「共感・意外性・感動」の法則を解き明かす!
┌───────────────────────────────────┐
├○
├○   「枝葉」に気をとられるな。
├○
└───────────────────────────────────┘

ひとつお伝えしておくと、
「目的」を意識していないと
しあわせになれない気がします。

「嘘を見抜いてどうする?」
って話になるわけですから。

「術」は「術」。

本質をとらえることから
目を離さない。

これが何回考えても、
時間短縮の秘訣だと思います。

 

芝蘭友の書評メルマガご登録はこちらから

CONTACT

お問い合わせ